オートドローム・イゴラ・ドライブ
サーキット名 | イゴラ・ドライブ |
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所在国 | ロシア |
住所 | Russia, Leningrad region, Priozersky district, Sosnovskoye Rural Settlement, Novozhilovo Village, Priozerskoye highway 3, site 2 |
設立年 | 2019年 |
設計 | ヘルマン・ティルケ |
全長 / コーナー数 | 4,084m / 14 |
WEBサイト | drive-igora.ru |
SNS | facebook instagram |
オートドローム・イゴラ・ドライブ(英:Autodrome Igora Drive)はロシア・サンクトペテルブルクから約54km離れたレニングラード州プリオゼルスキー地区に位置するレーシングサーキットで、2021年6月26日に2023年からのF1ロシアGP開催が発表されたものの、ロシア軍によるウクライナ侵攻を受け契約が解除された。
設計はヘルマン・ティルケ。2017年に起工し2019年に開業を迎えた。当初の計画にはなかったが、国際自動車連盟(FIA)からの勧めに応じて2020年末にFIAグレード1規格を取得。F1開催要件を満たし、ソチ・オートドロームに続くロシア国内で2番目のグランプリ開催地となる事が決まったが、前述のように幻に終わった。
イゴラ・ドライブそのものは総合的モータースポーツ施設といった具合で、100ヘクタールもの広大な敷地にはグレード1取得のメインコースのほか、ドリフト(全長45m)、ラリークロス(1250m)、モトクロス(1750m)、エンデューロ(591m)、カート(1200m)、キッズカート(333m)などの10種類のコースやミュージアムが併設されている。
施設の全体像を知るには以下の公式動画が分かりやすい。
イゴラ・ドライブは開業初年度の2019年にドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)と3年契約を締結。2020年5月29日~31日にWシリーズとの併催イベントが予定されていたものの、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で中止されており、大規模イベントの開催実績に乏しい。
コースレイアウト
14コーナーを擁するメインコースは全長4,084mと、モナコGPが開催されるモンテカルロ市街地コースに次ぐ短さで高低差は17mほどだが、その大部分は最終セクターに集中している。
魅力的かつ特徴的なのはそんな最終セクションで、ターン11から12にかけての急斜面の先にあるターン13を抜けると、その目の前には丘の頂点にあるブラインドの最終ターン14が控えている。以下のオンボード映像を参照されたい。
サーキットの場所と地図
サンクトペテルブルクからは車で1時間ほど北上した場所にあり、辺り一面は閑散としている。バルテリ・ボッタスとキミ・ライコネンの母国であるフィンランド国境からも約150kmと近い。