バルテリ・ボッタス、メルセデスF1と2020年の契約を締結…残留が確定
F1世界選手権に参戦するメルセデスAMGペトロナス・モータースポーツは、第13戦ベルギーGPを翌日に控えた29日、バルテリ・ボッタスとの契約を更新したと発表した。
バルテリ・ボッタスは、2017年にニコ・ロズベルグの後任としてウィリアムズからメルセデスへと移籍。過去2シーズンで5勝、10ポールポジションを獲得し、シルバーアローのコンストラクター連覇において重要な役割を果たしてきた。
昨日30歳の誕生日を迎えたフィンランド人ドライバーは、今季12戦を終えて計188ポイントを獲得。チームメイトのルイス・ハミルトンに次いで、ドライバーズランキング2位についている。
「このチームでの4シーズン目の参戦が決定し、本当に嬉しく思うと同時に、誇らしく感じている」とボッタス。「僕のパフォーマンスは年々向上しているし、シートが決まったことで、2019年シーズンの後半戦を素晴らしい形で切る事ができる」
「僕が目指しているのは、F1ワールドチャンピオンになることだ。これまでに達成してきた数字や経験を考えれば、この目標を達成するのに最良の選択肢はメルセデスに留まることだと確信している。今季残り9レースの一つ一つで改善し続ける決意だけど、まずは今週末のスパで好成績を挙げたい」
チーム代表を務めるトト・ウォルフは「過去2年のチャンピオンシップ制覇はボッタスなしではなし得なかった」として、契約更新の正当性を強調した。
「2019年シーズンに先立って我々はバルテリに対し、2018年の前半戦以上の成績を上げる事を求めたが、彼は序盤のいくつかのレースで本当に印象的なパフォーマンスを見せ、これを見事に成し遂げた」
「今シーズンはこれまでのところ、彼はキャリアベストの前半を過ごしたが、彼はより高みを見据えており、更に腕を磨く決意を示している」
「これまでバルテリと一緒に達成した結果は偶然ではない。彼は過去2シーズンにおけるチャンピオンシップの成功に不可欠な人財だった。ルイス(ハミルトン)とのチームワークは模範的であり、挫折への対処では真の強さを示した」
「彼が少なくとも次のシーズンまでチームに残ってくれる事を嬉しく思っているし、更なる強さを見せてくれる事を楽しみにしている」
ボッタスがもう1年メルセデスに留まることが確定したため、F1復帰を目指す育成ドライバーのエステバン・オコンは、ルノーF1チームのシート獲得を目指す事になる。