ベルギーGPで最下位を連発し不機嫌な表情を浮かべるマクラーレンのストフェル・バンドーン
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バンドーン、母国GPで全セッション最下位「別に驚くような結果じゃない」

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母国レースに臨んだストフェル・バンドーンの失望が止まらない。25日土曜に行われたF1第13戦ベルギーGP予選セッションに挑んだバンドーンは1分45秒307の20番手最下位。全セッションで最下位というこれ以上ない屈辱的な結果に終わった。

ホンダを搭載していた昨年のベルギーの予選でバンドーンが記録したのは45秒411。各チーム共に昨年より1秒程度ラップタイムを縮めている中、バンドーンの向上幅は僅かコンマ1秒に過ぎず、チームメイトのフェルナンド・アロンソも同様に0.1秒の改善に留まっている。365日という期間を経て、マクラーレンのマシンは殆ど進化していない。

バンドーンの失意はFP1から始まった。引退表明のアロンソに代わってFP1を担当したランド・ノリスはバンドーンを上回る18番手タイムをマーク。来シーズンのシート獲得に向けてライバルを打ち負かし、チーム首脳陣に好印象を与えマシンを降りた。マシントラブルのために走行すらままならなかったバンドーンは「ノリスと自身とを比較評価したいのであれば、まずはまともに走れるマシンを用意するのが筋だ」とぶちまけた。

予選を振り返ったバンドーンは最下位という結果について「別に驚くような結果じゃない」と一蹴。もともと分かりきった事だとの認識を示し、ファンの前で不甲斐ない結果に終わった事を悔み悲しんだ。

最下位は驚くような結果じゃない

ストフェル・バンドーン予選: 20位, FP3: 20位

僕らのパフォーマンスがどんな状態であるかは、今日の午後のセッションを見れば一目瞭然さ。僕らは2台揃ってほとんどのセッションで最下位だった。今週末は問題がたくさん出ていたし、予選結果については何も驚くべき部分はないさ。

ここは僕にとってのホームレースだ。素晴らしいショーを見せられるような優れたマシンがなく、ファンに良い結果を届けられなくて本当に悔しい。FP3でのインシデントがなかったとしても、結果に影響はなかったと思うよ。奇跡なんて起きやしなかったさ。今日は出来るだけの事を全てやりきった。スリップストリームを使ってタイムを上げようとしたけど大した成果はなかった。

明日は少しで良いから前進できる事を祈ってる。今週末は全くパフォーマンスが発揮できていないし、本当に難しい状況が続いてる。ただただ明日は良くなることを願うばかりだ。


スパウェザーが大混乱を引き起こした予選では、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得。2番手はスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。3番手は新生レーシングポイント・フォースインディアのエステバン・オコンという結果となった。

2018年F1第13戦ベルギーグランプリ決勝レースは、日本時間8月26日(日)22時10分から行われ、1周7004mのスパ・フランコルシャン・サーキットを44周する事で勝敗を決する。

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