第6戦F1モナコGP初日木曜1回目のフリー走行が5月24日、モンテカルロ市街地コースで開催され、レッドブルのダニエル・リカルドが1分12秒126のトップタイムを記録した。2番手にはコンマ15秒差でマックス・フェルスタッペンが続き、下馬評通りレッドブル勢が速さをみせ好スタートを切った。

フェルスタッペンはオーバースピードでサン・デボーテ（ターン1）を曲がりきれずエスケープに逃れた際、コース復帰の際に安全配慮を行ったとして審議対象となっている。

気温22℃、路面温度33℃の木曜のモンテカルロ。セッション序盤に雨粒を報告するドライバーが何名がいたものの、終始ドライコンディションに恵まれた。

3番手タイムを記録したのはルイス・ハミルトン（Mercedes）、リカルドからはコンマ4秒近く遅れた。スロースターターのフェラーリ勢は4・5番手。セバスチャン・ベッテルがトップからコンマ91秒差、キミ・ライコネンがコンマ94秒差で続いた。

トロロッソ・ホンダ勢はブレンドン・ハートレーが12番手を記録。全20台中最多の46周を走り込んだ。ピエール・ガスリーはハートレーからコンマ2秒遅れの14番手、こちらも38周を計上した。ガスリーから8番手ロマン・グロージャン（Hass）までのギャップは僅かコンマ3秒。ミッドフィールドバトルは今回も熾烈さを極めそうだ。

2年ぶりのモナコに挑んだフェルナンド・アロンソ（Mclaren）はブレーキトラブルで16周の走行に留まり17番手。開始30分のところでマシンから降り、ピット2階の事務所エリアで多くの時間を過ごした。チームメイトのストフェル・バンドーンは15番手。1つ上のガスリーには100分の5秒届かなかった。

グロージャンがトップ10圏内に名を刻んだ一方、チームメイトのケビン・マグヌッセンはコネクターの接続不良と思われるトラブルのために7周しか走れず、20番手最下位という結果に終わった。

各車時折ガードレールにソフトタッチする場面はあったものの、マシンを壊したのはセルゲイ・シロトキン（Williams）のみ。ホームストレートを走行中にウォールに激突、フロアとリアタイヤにダメージを負った。幸いにも軽度の破損であったため即復帰。僚友ランス・ストロールが18番手と沈んだ一方で10番手タイムを記録した。

F1モナコGP 2回目のフリー走行は、日本時間5月24日(木)22時からスタートする。

2018年F1第6戦モナコGPフリー走行1（FP1）リザルト

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