F1、ドイツの首都ベルリンでの市街地レースに開催に関心。存続危ぶまれるホッケンハイムの代替となるか
来季F1マイアミGPの開催が現実味を帯びる中、F1のチェイス・ケアリー会長はドイツの首都ベルリンでのグランプリ開催に意欲を示している。
メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウォルフと共にドイツを訪れたケアリーは、独Bild紙に対しベルリン市街地を使ったストリート・サーキットでのグランプリ開催に興味を示した。ベルリン側が希望すれば、F1は話し合いの場を持つ用意があるという。
電気フォーミュラカーの最高峰に位置するFIA フォーミュラE選手権では先週、テンペルホーフ空港跡地をサーキットとするベルリンePrixが開催された。地元アウディ勢が1-2フィニッシュを果たし、観戦に訪れた多くのファンが熱狂。ベルリンには市街地レースの素地が確立されている。
ドイツGPは現在、継続開催の大きな瀬戸際に立たされている。ニュルブルクリンクとホッケンハイムリンクとの相互開催という形で契約が結ばれたものの、ニュルでの開催は2013年を最後に途絶え、15年と17年はドイツGPそのものがカレンダーから消滅した。
ケアリーは、自動車産業大国であるドイツをカレンダーに残す事を望んでいるが、ホッケンハイムリンクとの契約は今季限りとなっており、高額な開催権料が足かせとなり現地時点では契約更新の目処が立っていない。