ピーター・プロドロモウ（英：Peter Prodromou）はギリシャ・キプロス系イギリス人のエアロダイナミスト、F1エンジニアで、2023年にマクラーレンの空力部門担当テクニカル・ディレクターに就任した。

世界有数のインペリアル・カレッジ・ロンドンで航空工学の学位を取得すると、さらに1年を費やして修士を取得。1991年にマクラーレンに入社した。

本人によれば、チームにCFD（数値流体力学）を導入したのはプロドロモウだった。頭角を現してチーフ・エアロダイナミストに昇進すると、空力の鬼才エイドリアン・ニューウェイの片腕として活躍した。

2006年、ニューウェイと共に創設2年目のレッドブル・レーシングに移籍。空力部門の責任者として2010年から4年連続でダブルF1チャンピオン獲得に貢献した。

2014年にチーフエンジニアとして古巣マクラーレンに復帰すると、ジェームス・キーの退任およびテクニカル・ディレクター職の廃止に伴い、2023年に空力部門のテクニカル・ディレクターに就任した。