ニール・ホールディ
人物データ
名前 | ニール・ホールディ / Neil Houldey |
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国籍 | イギリス |
ニール・ホールディ(英:Neil Houldey)は、マクラーレンF1チームのエンジニアリング担当テクニカル・ディレクター(TD)を務める技術者。2006年にデザインエンジニアとして入社して以来、一貫して英国の名門チームでキャリアを築いてきた。
キャリアの歩み
英自動車メーカーのライトカー・カンパニーで、僅か385.6kgの超軽量2シーターオープン「ロケット」の製造に携わったことでモータースポーツ業界でのキャリアを志すようになり、1996年に英国の名門ラフバラー大学に入学。自動車工学を専攻した。
2000年に卒業すると、デザインエンジニアとしてローラ・カーズに入社。プロジェクトリーダーを任されるなど活躍し、2006年にデザインエンジニアとしてマクラーレンに加わった。
マクラーレン一筋、TD昇格→降格→復帰
2023年3月、マクラーレンは当時TDを務めていたジェームス・キーの離脱ならびに、1トップTD体制を廃止して技術部門三頭体制へと移行し、ホールディをエンジニアリング&デザイン担当TDに、ピーター・プロドロモウをエアロダイナミクス担当TDに、そしてデビッド・サンチェスを車体コンセプト兼パフォーマンス担当TDに任命すると発表した。
しかしながら同年5月、マクラーレンは元レッドブルのロブ・マーシャルをエンジニアリング&デザイン担当TDとして迎えることを発表。これによりホールディは副TDに降格した。
ところが2024年4月、サンチェスの離脱に伴いマーシャルがチーフデザイナーに異動となり、同部門が「エンジニアリング部門」へと変更され、ホールディが同部門のTDに復帰することが発表された。
年月 | 所属 | 概要 |
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1996年 | 英国のラフバラー大学に入学 | |
2000年 | ローラ・カーズ | デザインエンジニアとして入社 |
2006年9月 | マクラーレン | デザインエンジニアとして入社 |
2008年7月 | フロントサスペンションおよびドライバーコントロールのチームリーダーに昇格 | |
2013年2月 | デザインプロジェクトリーダーに就任 | |
2016年2月 | デザイン部門の副責任者に昇進。この間、「コンセプトグループ」の議長も務め、将来のマシンコンセプトを策定 | |
2022年5月 | カーコンセプト&パフォーマンス開発ディレクターに就任し、エアロ、デザイン、ビークルパフォーマンスチームを統括。マシンのパフォーマンス向上を推進 | |
2023年4月 | エンジニアリング&デザイン担当TDに就任 | |
2024年1月 | ロブ・マーシャルの加入に伴い副TDに | |
未発表 | エンジニアリング部門担当TDに復帰 |