
ジェームス・キー
人物データ
名前 | ジェームス・キー / James Key |
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国籍 | イギリス |
出身地 | チェルムズフォード |
生年月日 | 1972年01月14日 / 51歳 |
ジェームス・ロバート・キーは、イギリス・チェルムズフォード出身のF1エンジニア。2012年9月6日にスクーデリア・トロ・ロッソのテクニカルディレクターに就任。以降6年近くに渡り技術部門の責任者としてチームを率いてきたが、2018年7月のハンガリーGPを前にマクラーレンへの移籍が発表された。
トロロッソのフランツ・トスト代表は、キーとの間には長期的な契約があるとの声明を発表しマクラーレンを牽制。両者の争いは泥沼化したものの、交渉が成立したとして2019年2月22日に移籍の合意が発表され、同年3月25日よりマクラーレンF1のテクニカル・ディレクターに就任する事が決定した。
トロ・ロッソの離脱の理由は、レッドブルとの関係強化に伴う職務範囲の縮小。ファエンツァのチームは後任としてジョディ・エジントンを最高技術責任者に任命した。
キーの担当業務はマシンコンセプトの立案、デザイン、製造監督と多岐にわたる。以下に示すように、意外と日本人ドライバーとの関係が深い。
ノッティンガム大学で機械工学を専攻した後、1998年にジョーダンに加入。その後2005年に買収されミッドランドと名を変えたチームに残り佐藤琢磨のレースエンジニアを務める。同年末には、33歳という異例の若さでテクニカルディレクターに起用された。
ミッドランドはその後スパイカー、フォース・インディアと立て続けにオーナーが変わったものの、キーはチームに残留し2010年にザウバーに移籍。以降2年間に渡って小林可夢偉と共に働いた。キーの手がけた12年のザウバーC31は、中堅チームとしては驚異的な速さを見せ、ザウバー史上初となるシーズン4度の表彰台を獲得をもたらした。
サム・マイケルと並び、若手の有能なエンジニアとして高い評価を受けるキーは、以前フェラーリ入りの噂が流れた事もある。
主なキャリア
- 1998-2005年
- ジョーダン・グランプリにて技術職を歴任
- 2006年
- ミッドランドF1にて技術部門責任者
- 2007年
- スパイカーF1にて技術部門責任者
- 2008年-10年
- フォース・インディア技術部門責任者
- 2010年-12年
- ザウバー技術部門責任者
- 2012年
- トロ・ロッソ技術部門責任者
- 2019年
- マクラーレンへ移籍
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