
ジェームズ・アリソン
人物データ
名前 | ジェームズ・アリソン / James Allison |
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国籍 | イギリス |
出身地 | リンカンシャー |
生年月日 | 1968年02月22日 / 55歳 |
ジェームズ・アリソン(英:James Allison)はイギリス・リンカンシャー出身のF1エンジニア、カーデザイナー。フェラーリ及びメルセデス黄金期の立役者であり、フェルナンド・アロンソとルノーのWタイトルにも貢献したエイドリアン・ニューウェイに次ぐF1界きっての大物裏方である。
父は元英国空軍のジョン・アリソン大将。アビンドン・スクールとケンブリッジ大学で学び、ベネトンの空力部門でキャリアをスタートさせた。
Courtesy Of Daimler AG
2017年よりメルセデスF1のテクニカル・ディレクターを務めてきたジェームス・アリソン
主なキャリア
- 1989年
- ケンブリッジ大学で航空宇宙工学の学位を取得
- 1990年
- ベネトンのエアロダイナミクス部門エンジニア
- 1992年
- ラルースのエアロダイナミクス責任者
- 1999年
- フェラーリに移籍
- 2005年
- ルノーに移籍
- 2009年
- テクニカルディレクターに昇格
- 2013年
- フェラーリのテクニカルディレクターに就任
- 2016年
- 7月、シーズン半ばでフェラーリを離脱
- 2017年2月
- 2月、テクニカル・ディレクターとしてメルセデスへ
- 2021年7月
- 新たに設けられた最高技術責任者(CTO)に就任
- 2023年4月
- 成績不振を経てテクニカル・ディレクターとして現場に復帰
計21回のタイトルを獲得
2000年から2004年にかけてはミハエル・シューマッハとフェラーリの、2005年と2006年にはフェルナンド・アロンソとルノーの、そして2018年から2020年にかけてはルイス・ハミルトンとメルセデスのタイトル獲得に貢献し、2023年現在、ドライバーズとコンストラクターズを合わせて計21回のチャンピオンシップ制覇を果たしている。
エンジン凍結解除のきっかけ
2015年は本当なら規定によってエンジンを開発することができないはずであったのだが、そのエンジン規定が突然凍結解除。なんとジェームズ・アリソンがエンジン規定の抜け穴を発見したのである。彼の発見によりFIAは規定を変更せざるを得なくなりトークンが生まることに。
フェラーリからメルセデスへ
2016年7月末、シーズンの半ばでフェラーリを離脱。この年の初旬に妻が亡くなったことが要因と言われている。子どもたちの住むイギリスを拠点としたチームに移るのではとの噂が絶えなかったが、その噂は翌年現実のものとなり、2017年2月にテクニカル・ディレクターとしてメルセデスに加入した。