F1中国GPに先立って行われたF1シミュレーションゲームでの対戦に参加したレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン
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ゲーム愛好家のフェルスタッペン、来季も大会に挑戦「オンラインレースは最高に楽しい」

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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに「冬休み」という概念はない。シーズンは既に閉幕しているため、コース上で実際にF1マシンを走らせるには、3月のバルセロナテストを待たねばならない。だが、21世紀のテクノロジーは、レーシングドライバー達に”仮想空間”という新たなサーキットを与えた。

ご多分に漏れず、フェルスタッペンもまた、他の若手ドライバーたちと同様に大のビデオゲーム好きだ。現役のプロレーサーでありながら、それと同時にゲーマーでもある彼は、F1公式のレースシミュレーション「F1シリーズ」や「Project CARS」、レース以外ではサッカーゲームの「FIFA」シリーズ等を楽しんでいる。

自身初のポールポジションを獲得しながら、ルイス・ハミルトンに逆転優勝を許したハンガリーGPでは、レースを終えると即座にモナコの自宅へと戻り、マクラーレンのランド・ノリスとオンライン上でレースゲームを楽しんだ。彼らはしばしばその様子を、ライブ配信サービス「Twitch」でストリーミングしている。

F1ではレギュレーションによって厳しいテスト制限が課されているため、原則として3月のプレシーズンテストを除き、オフシーズン中に実車で走行するチャンスはないが、ゲーマーでもあるフェルスタッペンにとっては、年中がオンシーズンだ。

「来年もシムレースでたくさん走りたいと思ってる。幾つかのチャンピオンシップにも出場するつもりだ」とフェルスタッペン。「僕は本名でレースをしてるから、厳しく立ち向かってくるプレイヤーもいるし、暖かく迎えてくれる人達もいる。本当にナイスだね」

「(優勝した)ブラジルGPを終えた後もシムレースをしてたんだけど、何人かの人からチャットでメッセージを貰ったんだ。”おめでとう”ってね。オンラインでレースをするのは本当に最高だよ。ヘッドホンを耳に装着して、オンライン上で友人たちとチャットを楽しむ。レース以外の事も話すよ!」

F1で2度のチャンピオンに輝いたフェルナンド・アロンソは、オフシーズン中に頻繁にカートに取り組みトレーニングを積んでいたが、若い世代のドライバー達は仮想空間上でF1マシンを走らせる。このアプローチは一体どのような違いをもたらすのだろうか。興味深い。