予選に向けてガレージで準備するマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2023年9月16日(土) F1シンガポールGP(マリーナベイ市街地コース)
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フェルスタッペン、悪夢の予選を経て3件のルール違反疑惑で召喚 / F1シンガポールGP

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悪夢のような予選Q2敗退を経てマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、計3件のレギュレーション違反疑惑でスチュワードに召喚された。グリッド降格ペナルティを受けた場合、前人未到の11連勝は望めそうにない。

レッドブルRB19は今季全勝を誇る完全無欠のマシンだが、マリーナベイ市街地コースでの1ラップではライバルの後塵を拝した。姉妹チームのアルファタウリAT04をドライブする新人リアム・ローソンに1000分の7秒差で蹴落とされ、11番手で敗退を喫したシーンは衝撃を以て受け止められた。

マシンバランスもさる事ながら、敗退の大きな要因はタイヤだろう。最終計測に向かったフェルスタッペンは僚友セルジオ・ペレスと同じ様に、フロントタイヤが全く機能していないように見受けられた。

如何にレースペースが良かろうとも、ここは抜けないマリーナベイ。審議次第では更に厳しい状況に追い込まれる可能性がある。

インシデントの一件目は、Q2での角田裕毅(アルファタウリ)に対する走行妨害だ。1回目の計測ラップを台無しにされた角田裕毅はラスト1チャンスに懸けたものの、上手くまとめ切る事ができなかった。Q1での自己ベストはQ3進出に足るものであっただけに悔やまれる。

フェルスタッペンはQ1でも2件のインシデントに関与した。

フェルスタッペンは青信号が灯っていたにも関わらず、ピットレーンで長時間停車して後続を妨害した疑いが持たれている。

また当初、ターン16~19区間でスロー走行した複数台を調査するとアナウンスされていた件に関しては、クイックラップ中のローガン・サージェント(ウィリアムズ)を妨害した疑いがあるとしてフェルスタッペンが召喚された。現時点では他に召喚された者はいない。

フェルスタッペンはスポーティング・ディレクターを務めるジョナサン・ウィートリーを連れ添って、現地23時から立て続けに行われる聴聞会に向かった。

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