マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とオランダのスポーツ大臣を務めるコニー・ヘルダー
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史上初のオランダ人F1王者フェルスタッペン、オラニエ・ナッソウ勲章を受賞

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マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が2022年9月1日(木)、オランダの「オラニエ・ナッソウ勲章オフィサー章」を受章した。

これは1892年に創設された最も権威ある勲章で、社会のために特別な貢献を果たした人物などに贈られる。

レッドブル・ホンダのドライバーとして昨年、史上初のオランダ人F1ワールド・チャンピオンに輝いたフェルスタッペンは、スポーツ大臣を務めるコニー・ヘルダーから勲章を授与された。

フェルスタッペンについてヘルダー大臣は、チャンピオン獲得には才能だけでなく、諦めずに突き進む強い意思と懸命な努力が必要であり、「多くの人々にインスピレーションを与えた」と称賛した。

また、フェルスタッペンは今回の叙勲について「大変光栄に思う」と述べ、レッドブルやスポンサー、ファンの応援なしに「今の僕はない」と謝辞を述べた。

フェルスタッペンは4歳の頃よりカートを始め、元F1ドライバーである父ヨスの厳格な指導の下、2014年にシングルシーターにステップアップするや否や、その1年後にトロロッソからF1デビューを果たした。

2シーズン目の途中でレッドブルに移籍すると、その初戦で初のオランダ人F1ウィナーに輝き、最年少優勝記録(21歳73日)を更新。そして2021年に7度のF1王者、ルイス・ハミルトン(メルセデス)との激戦を制して初のタイトルを獲得した。

この功績が認められ、フェルスタッペンは2021年のオランダ・スポーツマン・オブ・ザ・イヤーを受賞。更には2022年ローレウス世界スポーツ最優秀賞をも受賞した。

フェルスタッペンの成功を受け、オランダ国内におけるF1への関心は右肩上がりで高まり、昨年は36年ぶりにザントフォールト・サーキットでF1オランダGPが開催され、フェルスタッペンがトップチェッカーを受けた。

今週末は昨年に続いてザントフォールトでのグランプリが予定されており、フェルスタッペンはタイトル2連覇に向けたポイントリーダーとして母国凱旋を果たす。

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