フェルスタッペン、ペースも結末も「期待外れ」 最後の母国オランダGPは1周で幕…痛恨クラッシュの経緯

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乾きかけた最終コーナーで、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は加速するタイミングを早く見積もりすぎてしまった。最後の母国レースとなった2026年F1第12戦オランダGPは、オープニングラップで幕を閉じた。

レース後、フェルスタッペンはクラッシュに至った判断を説明すると同時に、週末を通して足りなかったペースにも言及した。レッドブルを「4番目に速いチーム」と位置付け、ライバルがアップグレードを続ける中で自分たちが置かれた状況に驚きはないと語った。

フェルスタッペンはオランダGPを前に、レッドブルと2030年末までの契約延長に合意したばかりだった。だが、体調不良を抱えながら迎えた週末は各セッションでペースに苦しみ、決勝では10万人近い地元ファンの前で1周を完了することなく戦列を離れた。

早すぎた加速、最終コーナーで散った母国戦

レース前の雨により路面の一部は濡れていた。フェルスタッペンは高速の最終コーナー、ルイエンダイク・コーナーのバンクのイン側でコントロールを失うと、アウト側のバリアに激しく衝突。マシンはコースを横切るように滑り、タイヤを1本失った状態で停止した。

フェルスタッペンは、濡れた区間の先に乾いた部分が見えたことで、加速できると判断したと振り返った。最後のザントフォールトで結果を残すチャンスは、その一瞬の判断で失われた。

「あのコーナーはまだかなり濡れていて、乾いた部分が見えた瞬間に『よし、加速できる』って思ったんだけど、そうはいかなかった。おそらく[スロットを開けるのが]少し早すぎたんだと思う」

大きな衝撃を受けたものの、フェルスタッペンに深刻なけがはなかった。身体の状態については、「大丈夫だ。たぶんセーファーバリアに当たったんだと思う。おそらくだけどね」と説明した。

さらに、「横からぶつかるより、正面に近い形でバリアに当たる方がまだマシだと思う。だから、その意味では大丈夫だ」と振り返った。

レッドブルは4番手、ペース不足に「驚きなし」

フェルスタッペンが残念に感じたのは、クラッシュによるリタイヤだけではなかった。レッドブルは週末を通して上位3チームのペースに届かず、本人もマシンの競争力に対する不満を認めた。

「もっと上を望んではいるけど、今季は現実的に考えなきゃならない。僕らは4番目に速いチームなんだから、ザントフォールトに来たからといって、突然何か魔法みたいなことができるわけじゃない」

「ほかのチームはアップグレードを持ち込んでいて、僕らは持ち込んでいない。すでに後れを取っているところから、さらに不利になる。だから驚くようなことは何もない。これが僕らの置かれている現実だ」

「今週末は期待外れだった。ペースもそうだし、週末の終わり方もそうだ。そういうふうにまとめられると思う」

代役参戦したチームメイトのリアム・ローソンは7位でフィニッシュしたものの、レッドブルはコンストラクターズ選手権3位のマクラーレンとの差を77ポイントまで広げられた。

フェルスタッペンにとって、最後の母国レースは事故とペース不足の双方で厳しい週末となった。加えて、週末を通して体調が優れなかった。

フェルスタッペンは、「ずっと体調が良くなかった。とにかく休んで、しっかり治したい。本当に体調が良くなかったからね」と語り、2週間後のイタリアGPまでに体調を整えたいとの意向を示した。

ドライバーズパレードで満員の観客席に手を振るマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2026年8月23日(日) F1オランダGP決勝(ザントフォールト・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ドライバーズパレードで満員の観客席に手を振るマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2026年8月23日(日) F1オランダGP決勝(ザントフォールト・サーキット)


2026年F1第12戦オランダGPの決勝レースでは、ランド・ノリス(マクラーレン)がポール・トゥ・ウインを達成。今季2勝目を上げた。レーシング・ブルズから代役参戦した角田裕毅は、入賞圏内に迫るも惜しくも11位と、ポイント獲得とはならなかった。

モンツァ・サーキットを舞台とする次戦イタリアGPは、シーズン第13戦として9月4日のフリー走行1で幕を開ける。

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