
フェルスタッペン、0.054秒差でマリーナベイ初ポール。アストン後退のQ1敗退 / F1シンガポールGP 2026《予選》結果と詳報
2026年F1第17戦シンガポールGPの予選が現地時間10月10日(土)に行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が1分31秒373を記録し、マリーナベイ市街地コースで自身初のポールポジションを獲得した。
シャルル・ルクレール(フェラーリ)が0.054秒差の2番手、チームメイトのルイス・ハミルトンが0.123秒差の3番手に続いた。
豪雨によって直前のスプリントの進行が遅れた影響で、予選は当初の予定から30分後ろ倒しとなり、現地時間21時30分(日本時間22時30分)に始まった。スプリント終了後は雨が降らず、部分的に湿った路面が残ったものの、予選はドライコンディションで争われた。
スプリント後のパルクフェルメの解除を受け、各チームは予選に向けてセットアップを変更。フェラーリ、ウィリアムズ、アルピーヌが躍進するなど、一部で勢力図の変化が見られた。
フェルスタッペン通算50回目のポール
Courtesy Of Red Bull Content Pool
ポールポジションを獲得し、パルクフェルメで両拳を握り締めて喜ぶマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2026年10月10日(土) F1シンガポールGP予選(マリーナベイ市街地コース)
初日のスプリント予選で最速タイムを記録し、直前のスプリントも制したフェルスタッペンは、ダウンシフトの問題を訴え、Q2までは目立った速さを示していなかった。
だが、Q3最初のアタックで暫定首位に浮上。最終アタックでは自己ベストを更新できなかったものの、キャリア通算250戦目の節目に、通算50回目のポールポジションを記録した。
ハミルトンは、交際相手のキム・カーダシアンがフェラーリのガレージで見守る中、Q1とQ2をともにトップタイムで通過し、ポールの有力候補に浮上した。Q3最初のアタックでも最終セクターに入る時点ではフェルスタッペンを上回っていたが、暫定2番手。最後のアタックではルクレールに逆転を許した。
一方、レッドブル・レーシングのアイザック・ハジャーは、Q1開始早々に技術的なトラブルでストレート上に停止した。その後、再び動き出して低速でピットに戻ったが、走行を再開できず22番手に終わった。
チーム代表のローラン・メキーズは、正確な原因は現時点で不明としつつ、「基本的にはギアボックスの問題だ」と説明。ハジャーは直前のスプリントでもパワーユニット(PU)の問題でリタイヤを余儀なくされており、不運が続いた。
アントネッリ4番手、ガスリーが中団首位
メルセデスはQ1、Q2で2台ともトップ4に食い込めず、Q3ではタイヤのウォームアップを1周追加するアプローチに変更した。これが功を奏したか、アンドレア・キミ・アントネッリは首位から0.189秒差の4番手を記録した。なお、Q1ではターン2のトラックリミット違反でタイムを抹消される場面もあった。
ジョージ・ラッセルは6番手につけたが、PU交換に伴う40グリッド降格ペナルティにより、決勝は最後尾からスタートする。
マクラーレンはランド・ノリスが5番手、オスカー・ピアストリが7番手にとどまった。ピアストリはスプリントでの同士討ちを受け、ギアボックスを交換して予選に臨んだ。
アルピーヌのピエール・ガスリーは8番手を確保し、スプリント予選で中団最上位を占めたレーシング・ブルズを逆転した。一方、フランコ・コラピントはQ2最後のアタックでウォールと激しく接触。ラップを完了したものの、16番手で予選を終えた。
レーシング・ブルズは2台そろってQ3に進出。リアム・ローソンがガスリーから0.144秒差の9番手につけ、今週末がマリーナベイ市街地コース初走行となるアーヴィッド・リンブラッドが10番手に続いた。
アストンマーティン・ホンダはQ1敗退
アストンマーティン・ホンダ勢は、スプリント予選から後退した。フェルナンド・アロンソはQ2進出に0.054秒届かず17番手。初日のスプリント予選ではSQ2に進んだが、予選ではQ1突破とはならなかった。
ランス・ストロールはアウトラップでロックアップを喫し、エスケープゾーンで停止する場面があった。最終的にはアロンソに対して0.723秒もの遅れを取り、19番手に終わった。
ハースはオリバー・ベアマンが12番手、エステバン・オコンが13番手。オコンはQ1のアウトラップでターン13のバリアに接触しかけたが、間一髪で回避してQ2に進出した。
アウディ勢もそろってQ2で敗退した。ニコ・ヒュルケンベルグが11番手、ガブリエル・ボルトレートが15番手を記録した。
ウィリアムズはカルロス・サインツがQ2に進み、14番手を確保。アレックス・アルボンは18番手でQ1敗退となったものの、チーム全体としては初日のスプリント予選に比べて相対的な競争力を引き上げた。
キャデラック勢はセルジオ・ペレスが20番手、バルテリ・ボッタスが21番手に終わった。
決勝レースは日本時間10月11日(日)21時にフォーメーションラップが開始され、1周4940mのマリーナベイ市街地コースを62周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2026年F1第17戦 シンガポールGP 予選リザルト
| Pos | No | Driver | Team | Q1 | Q2 | Q3 | Laps |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 3 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:33.241 | 1:31.639 | 1:31.373 | 15 |
| 2 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:32.774 | 1:31.953 | 1:31.427 | 25 |
| 3 | 44 | ハミルトン | フェラーリ | 1:32.429 | 1:31.529 | 1:31.496 | 25 |
| 4 | 12 | キミ・アントネッリ | メルセデス | 1:33.601 | 1:32.079 | 1:31.562 | 23 |
| 5 | 1 | ノリス | マクラーレン | 1:32.775 | 1:31.895 | 1:31.712 | 24 |
| 6 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:33.617 | 1:32.212 | 1:31.747 | 23 |
| 7 | 81 | ピアストリ | マクラーレン | 1:33.076 | 1:32.245 | 1:31.860 | 22 |
| 8 | 10 | ガスリー | アルピーヌ | 1:33.182 | 1:32.602 | 1:32.225 | 22 |
| 9 | 30 | ローソン | レーシングブルズ | 1:32.885 | 1:32.319 | 1:32.369 | 21 |
| 10 | 41 | リンブラッド | レーシングブルズ | 1:33.288 | 1:32.498 | 1:32.781 | 21 |
| 11 | 27 | ヒュルケンベルグ | アウディ | 1:33.147 | 1:32.784 | 19 | |
| 12 | 87 | ベアマン | ハース | 1:33.356 | 1:32.908 | 12 | |
| 13 | 31 | オコン | ハース | 1:33.803 | 1:33.323 | 15 | |
| 14 | 55 | サインツ | ウィリアムズ | 1:33.774 | 1:33.526 | 15 | |
| 15 | 5 | ボルトレート | アウディ | 1:34.169 | 1:33.658 | 19 | |
| 16 | 43 | コラピント | アルピーヌ | 1:33.261 | 1:33.787 | 14 | |
| 17 | 14 | アロンソ | アストンマーティン | 1:34.223 | 9 | ||
| 18 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:34.289 | 10 | ||
| 19 | 18 | ストロール | アストンマーティン | 1:34.946 | 8 | ||
| 20 | 11 | ペレス | キャデラック | 1:35.123 | 8 | ||
| 21 | 77 | ボッタス | キャデラック | 1:35.984 | 10 | ||
| RT | 6 | ハジャー | レッドブル | 3 |
コンディション
| 天気 | 晴れ |
|---|---|
| 気温 | 30℃ |
| 路面温度 | 39℃ |
セッション概要
| グランプリ名 | F1シンガポールGP |
|---|---|
| セッション種別 | 予選 |
| セッション開始日時 |
サーキット
| 名称 | マリーナベイ市街地コース |
|---|---|
| 設立 | 2008年 |
| 全長 | 4940m |
| コーナー数 | 19 |
| 周回方向 | 反時計回り |