王者争いの主役が全滅 、フェルスタッペン優勝―角田は”11台抜き”入賞 / F1アメリカGP 2025《スプリント》結果と詳報

  • Published:
  • Googleで優先するソースとして追加する

2025年F1第19戦アメリカGPのスプリントが現地10月18日、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が首位を守り抜き、3年連続となるスプリント勝利を飾った。

タイトル争いの主役、マクラーレンの2台は、オープニングラップのターン1で発生した多重クラッシュにより、揃ってリタイヤという悪夢の結末を迎えた。結果、フェルスタッペンはランキング首位オスカー・ピアストリとの差を55ポイント、2位ランド・ノリスとの差を33ポイントにまで縮めた。

なお今回のフェルスタッペンの勝利は、2021年に史上初めて導入されたスプリントレース方式での通算13勝目となった。

角田、驚異の“11台抜き”で7位フィニッシュ

18番手スタートの角田裕毅(レッドブル)は、1周目の混乱を巧みにすり抜け、一気に7番手まで浮上。その後も安定したペースでポジションを守り切り、貴重な2ポイントを加算した。

ターン1で3台脱落、マクラーレン勢が接触

3番手スタートのピアストリは、ターン1で2番手ノリスに並びかけたものの、ノリスがわずかに深く突っ込んだため行き場を失い、イン側に切り返した。ただ、イン側にはすでにニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)とフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)がアプローチしていた。

結果、ピアストリはヒュルケンベルグと衝突し、その反動でノリスの左リアにも接触した。ノリスはその場で停止し、ピアストリも右前サスペンションを破損してリタイア。アロンソもダメージにより戦線を離脱した。大量のデブリがコース上に散乱し、早くもセーフティーカーが導入される展開となった。

ラッセル、攻めるも届かず

マクラーレン勢のダブルリタイアにより、フェルスタッペンにとっては楽な展開が予想された。だが、そうはならなかった。6周目の再開後、フェルスタッペンは最速タイムを刻んで後続を突き放しにかかったものの、ジョージ・ラッセル(メルセデス)はDRS圏内に留まり続け、8周目のバックストレート終端、ターン12で仕掛けた。

ラッセルは後方から深く飛び込み、一瞬フェルスタッペンの前に出たものの、ブレーキングで止まりきれずコースオフ。フェルスタッペンはそのままリードを維持し、0.395秒差でトップチェッカーを受けた。

3位には、7番手スタートから粘り強い走りを見せたカルロス・サインツ(ウィリアムズ)が入った。フェラーリ勢はダブル入賞を果たしたが、サインツを脅かすほどの速さを発揮することはできなかった。

高速セクションで「愚かなミス」を犯した結果、シャルル・ルクレールはターン12でルイス・ハミルトンに追い抜きを許した。ハミルトンは4位、ルクレールはアレックス・アルボン(ウィリアムズ)を抑えて5位でフィニッシュした。

ストロールとオコンの接触で再度セーフティカー

16周目にはランス・ストロール(アストンマーティン)がターン1でエステバン・オコン(ハース)に接触し、両者リタイア。このアクシデントで再びセーフティカーが導入され、レースはそのままチェッカーを迎えた。

オリバー・ベアマン(ハース)はターン15でコースオフし、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)の前でコースに復帰。アドバンテージを得たと判断され、10秒ペナルティを受け15位に降格した。その結果、アントネッリが8位に昇格。最後の1ポイントを獲得した。 

なお昨年同様、全車がミディアムをスタートタイヤに選択した。路面温度の高さに加え、スタート直後の多重クラッシュによってコース上に散らばった多数のデブリがタイヤにさらなる負担をかけた。


全3ラウンド、計1時間が予定されるF1アメリカGPの公式予選は、日本時間10月18日(土)30時からサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)にて行われる。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2025年F1第19戦アメリカGPスプリントリザルト

PosNoDriverTeamLapsTimePTS
11マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダRBPT1937:58.229
263ジョージ・ラッセルメルセデス19+0.395s
355カルロス・サインツウィリアムズ・メルセデス19+0.791s
444ルイス・ハミルトンフェラーリ19+1.224s
516シャルル・ルクレールフェラーリ19+1.825s
623アレックス・アルボンウィリアムズ・メルセデス19+2.576s
722角田裕毅レッドブル・ホンダRBPT19+2.976s
812アンドレア・キミ・アントネッリメルセデス19+4.147s
930リアム・ローソンレーシングブルズ・ホンダRBPT19+4.804s
1010ピエール・ガスリーアルピーヌ・ルノー19+5.126s
115ガブリエル・ボルトレートザウバー・フェラーリ19+5.649s
126アイザック・ハジャーレーシングブルズ・ホンダRBPT19+6.228s
1327ニコ・ヒュルケンベルグザウバー・フェラーリ19+6.624s
1443フランコ・コラピントアルピーヌ・ルノー19+8.006s
1587オリバー・ベアマンハース・フェラーリ19+13.576s
NC31エステバン・オコンハース・フェラーリ15DNF
NC18ランス・ストロールアストンマーチン・メルセデス15DNF
NC81オスカー・ピアストリマクラーレン・メルセデス0DNF
NC4ランド・ノリスマクラーレン・メルセデス0DNF
NC14フェルナンド・アロンソアストンマーチン・メルセデス0DNF

コンディション

天気晴れ
気温31℃
路面温度42℃
周回数19

セッション概要

グランプリ名 F1アメリカGP
セッション種別 スプリント
セッション開始日時

サーキット

名称 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
設立 2012年
全長 5516m
コーナー数 20
周回方向 反時計回り

F1アメリカGP特集