3位トロフィーを手にするレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、2019年F1スペインGP決勝レースcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

メルセデスが5戦連続1-2、ホンダは今季2度目の表彰台を獲得 / F1スペインGP《決勝》結果とダイジェスト

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2019シーズンF1世界選手権 第5戦スペインGPの決勝レースが5月12日に行われ、予選2番手のルイス・ハミルトンが逆転優勝。フェステストラップを加えた26ポイントを加算して、ドライバーランキング1位に浮上した。2位はポールシッターのバルテリ・ボッタス。メルセデスAMGが開幕から続く1-2フィニッシュの連続記録を5に伸ばして満額ポイントを獲得。チャンピオンシップでのリードを更に拡大した。

3位表彰台はレッドブル・ホンダ。4番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンが、見事フェラーリからポジションをもぎ取り、ドライバー・オブ・ザ・デイに輝いた。ホンダとしては開幕オーストラリアGPに続いて、今季2度目のポディウムとなった。

「1周目の1コーナーが混乱していたから、一旦引くことにしたんだ」とフェルスタッペン。「それが功を奏して、追い上げるのにちょうど良いポジションにつける事が出来た。今日のメルセデスは速すぎたけど、僕らは彼らの次に競争力があったし、表彰台に上がれて最高だ」

2019年F1スペインGP決勝レースを3位でフィニッシュし、クルマを降りた直後のレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン

レッドブルのもう一台、ピエール・ガスリーは、4位セバスチャン・ベッテルと5位シャルル・ルクレールのフェラーリ勢に続く6位でフィニッシュ。トロロッソのダニール・クビアトが9位入賞を果たし、ホンダエンジン勢は計3台がトップ10に名を連ねた。

前戦アゼルバイジャンから2週間後に行われた第5戦の舞台は、あらゆる種類のコーナーとストレートを備えたカレンダー屈指のテクニカルコースとして知られるカタロニア・サーキット。決勝は、日本時間12日(日)22時10分にブラックアウトを迎え、全長4,655mのコースを66周する事で争われた。

日曜の現地バルセロナは所々に雲が覆ったものの強い日差しが照りつけ、チャンピオンシップポイントを争う決勝のフォーメーションラップは気温19℃、路面42℃のドライコンディションで開始された。

タイヤへの入力が大きいカタロニア・サーキットに対し、公式タイヤサプライヤーの伊ピレリは最も硬いレンジのコンパウンドを用意。C3コンパウンドをソフト(赤)、C2をミディアム(黄)、そしてC1をハード(白)として投入した。

大部分がソフトでのスタートを選択した中、14番グリッドのキミ・ライコネン、16番セルジオ・ペレス、17番ロバート・クビサ、19番ジョージ・ラッセル、そしてピットレーンスタートのニコ・ヒュルケンベルグがミディアムでレースに臨んだ。ヒュルケンベルグを除く全車が2ピットストップ戦略を採用した。

2019年F1スペインGP決勝レースの模様

注目のオープニングラップでは、上位3台が大迫力のスリーワイドでターン1に進入。最高の蹴り出しを決めたハミルトンが、ボッタスをオーバーテイクしてラップリーダーに躍り出た。ベッテルはこの攻防で白煙を吹きながらのビッグブレーキング。右フロントにフラットスポットを作った。勝敗は1周目の1コーナーで決した。

後ろからチャンスを伺っていたフェルスタッペンは冷静に対処。ベッテルを追い抜き3番手に浮上した。タイヤを傷つけペース不足に陥ったベッテル。ピットは12周目に、後続のルクレールを前に行かせるようチームオーダーを発動。順位を入れ替えた。

21周目、ベッテルは上位勢としては最も早くピットイン。新品のミディアムタイヤに履き替えるも、左リアタイヤの交換に伴いタイムロス。10番手でコースに復帰した。レッドブル勢は2台で戦略を分けた。ベッテルのアンダーカットを防ぐべく、フェルスタッペンは22周目に新品ソフトにチェンジ。ガスリーは24周目に中間コンパウンドのミディアムへと履き替えた。

跳ね馬陣営もスプリットストラテジーを採用。27周目にルクレールをピットインさせ、ハードタイヤを履かせてコースへと戻した。戦略の異なるベッテルが1ストッパー狙いのルクレールを追い回すも、ピットは遅々としてチームオーダーを出さず、反撃のチャンスを失う事となった。

追い抜きが難しいカタロニア・サーキット。コース上のアクションが少ない状況が続いていたが、46周目に均衡が破られた。14番手を争っていたレーシングポイントのランス・ストロールとマクラーレンのランド・ノリスがクラッシュ 。ターン1の入口でサイド・バイ・サイドになった両者は、ターン2に向かって並走。進入の際にイン側後方にいたノリスがストロールに突っ込んだ格好となった。

コース上には砂利が飛散。コース復旧のためにセーフティカーが出動した。このタイミングで各車一斉にピットイン。トロロッソはダブルストップを敢行するも、作業ミスによって2台ともが大きくタイムロス。各々順位を1つずつ失った。当事者2台はリタイヤ。一件は審議の対象となっており、現在聴取が行われている。

レースは53周目にリスタート。ミッドフィールド勢は入賞を懸けた激しいバトルを繰り広げたが、上位勢のポジションに変化はなく、ハミルトンがトップチェッカーを受けた。

順位とタイム

Pos No Driver Team Laps Time PTS
1 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 66 1:35:50.443 26
2 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 66 +4.074 18
3 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 66 +7.679 15
4 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 66 +9.167 12
5 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 66 +13.361 10
6 10 ピエール・ガスリー レッドブル・ホンダ 66 +19.576 8
7 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 66 +28.159 6
8 55 カルロス・サインツ マクラーレン・ルノー 66 +32.342 4
9 26 ダニール・クビアト トロロッソ・ホンダ 66 +33.056 2
10 8 ロマン・グロージャン ハース・フェラーリ 66 +34.641 1
11 23 アレックス・アルボン トロロッソ・ホンダ 66 +35.445 0
12 3 ダニエル・リカルド ルノー 66 +36.758 0
13 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 66 +39.241 0
14 7 キミ・ライコネン アルファロメオ・フェラーリ 66 +41.803 0
15 11 セルジオ・ペレス レーシングポイント・BWT-メルセデス 66 +46.877 0
16 99 アントニオ・ジョヴィナッツィ アルファロメオ・フェラーリ 66 +47.691 0
17 63 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ・メルセデス 65 +1 lap 0
18 88 ロバート・クビサ ウィリアムズ・メルセデス 65 +1 lap 0
NC 18 ランス・ストロール レーシングポイント・BWT-メルセデス 44 DNF 0
NC 4 ランド・ノリス マクラーレン・ルノー 44 DNF 0

コンディション

天気
晴れ
気温
19℃
路面温度
42℃

レース概要

グランプリ名
スペインGP
レース種別
決勝
レース開始日時
サーキット名
カタロニア・サーキット
サーキット設立
1991年
コース全長
4655m
コーナー数
16
周回数
66周
周回方向
時計回り

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