ガスリー、性能落ちたマシンで6位「今後の数レースは期待できる」F1スペインGP《決勝》
2019年F1第5戦スペインGP決勝レースに挑んだレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、タイヤカスが付着してフロントのダウンフォースが低下した状態ながらも、フェラーリのシャルル・ルクレールに激しく仕掛けるなど、随所で印象的な走りをみせ、最終6位入賞を果たした。
6番グリッドスタートのガスリーは、マックス・フェルスタッペンとは異なる1ストップ戦略を採用するも、ランド・ノリスとランス・ストロールのクラッシュによって終盤にセーフティカーが出動。このタイミングで2度目のタイヤ交換を実施した。
リスタートと同時に、前走ルクレールを後一歩のところまで追い詰めるも、順位を上げるには至らず。その後は後続のハース、ケビン・マグヌッセンの追い上げを交わし、6位でチェッカーを受けた。
F1サーカスはこの後、モナコやオーストリア、そしてハンガリー等、レッドブルRB15との相性が期待される欧州での連戦を迎える。レースを振り返ったガスリーは「今後の数レースは僕らのマシンに適したサーキットでのグランプリだから、本当に楽しみだよ」と語り、更なる好成績に期待を寄せた。
性能落ちたマシンで6位「今後の数レースは期待できる」
ピエール・ガスリー決勝: 6位, グリッド: 6番手
最初のスティントは良い感じだったけど、終盤に向かうにつれて、タイヤのグリップ不足とデグラデーションに苦戦する事になってしまった。フロントウイングに大量の”タイヤかす”が付着した事でマシンが横に滑りまくってしまい、セカンドスティント以降のペースが落ちてしまったんだ。全力でプッシュしたけど、前を走るフェラーリとの差を詰める事は出来なかった。
セーフティカーからの再スタートの時に、前を走っていたシャルル(ルクレール)をオーバーテイクしようと試みたけど、残念ながら上手くいかなかった。良いバトルが出来たと思うけど、ターン3で若干接触してしまった。
結果としては、ポイントが獲得できて良かったよ。引き続き全力でプッシュし続けるつもりだし、来週火曜日のテストでは色んな事を試してみるつもりだ。今後の数レースは僕らのマシンに適したサーキットでのグランプリだから、本当に楽しみだよ。
66周で争われた決勝レースでは、予選2番手のルイス・ハミルトンがスタート直後にトップに浮上。そのまま逃げ切り今季3勝目を手にした。2位にはバルテリ・ボッタスが続きメルセデスが1-2。3位表彰台にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが滑り込んだ。