マクラーレン:ブーリエ「ホンダのアップデートなくしてこの結果はない」2017年F1スペインGP予選後コメント
今季初の予選Q3進出を成し遂げ7番グリッドを獲得したマクラーレン・ホンダ。チームのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエはその喜びを「ブラボー・アミーゴ = やったぜフェルナンド!」と表した。
フェルナンド・アロンソの圧巻の走りは当然としても、ブーリエはホンダがスペインに持ち込んだアップデートなくしてこの結果はあり得なかったと語る。ホンダは今回、低速域のパワーとトルク改善のために吸気系に数多くの小さなアップデートを持ち込んだとされる。ホンダのF1プロジェクトを束ねている長谷川氏は、アップデートによるパワーユニットの改善を確認したとのコメントを発表。立ち込めていた暗雲の中に一筋の光が見え始めている。
マクラーレン:スペインGP予選後コメント
エリック・ブーリエレーシングディレクター
「フェルナンドは、バルセロナでの母国グランプリ予選でミリメートル単位の完璧なラップを披露し、明日の決勝に向けて7番グリッドを獲得しました。ブラボー・アミーゴ!」
「その一方で、ストフェルは予選Q1でフェルナンドからコンマ数秒しか遅れていませんでしたが、その僅かの差が彼のQ2進出を阻むことになってしまいました。曰く、今日のマシンバランスには完璧には満足していないと言うことですので、我々は調査を行う予定でいます。しかしながら、実際には中段チームの争いは超が着くほど熾烈なものであり、それこそがストフェルがQ1で敗退した真の理由であります。とは言え我々は彼が有能なことを知っていますし、彼のエンジニアは明日の決勝に向けて今夜マシンのセットアップの最適化を試みることになっています」
「最後になりますが、小さいながらも実に有益なアップデートをもたらしてくれたホンダの労を労いたいと思います。今日の改善は、彼らのアップデートなくしては成し得ることはできませんでした」
アロンソは7番グリッドを獲得したものの、ストフェル・バンドーンは19番手に終わり決勝を最後列からスタートすることになっている。マクラーレン・ホンダにとって今季初ポイント獲得の期待がかかる2017年F1第5戦スペインGP決勝レースは、日本時間5月14日(日)21時にスタートする。