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F1シンガポールGP《FP3》結果とダイジェスト / ホンダ大躍進の4・5番手、赤牛優位も跳ね馬がカムバック

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F1シンガポールGP予選前の最後のフリー走行が日本時間16日土曜に行われた。トップタイムを記録したのはレッドブルのマックス・フェルスタッペン、初日に引き続き好調をアピールしたが、セッション終盤にギアが勝手にシフトする問題を抱えた。原因は不明ながらも、マリーナベイのコース地下には鉄道が走っており、数年前にはメルセデスが干渉障害によってトラブルを抱えたことがある。

一方で初日最速のダニエル・リカルドは、アタックラップ中に右リアが壁に接触、タイム計測を断念したこともあり6番手を奮わなかった。盤石に見えたレッドブルに暗雲が立ち込める結果となった。

2番手につけたのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル、右リアタイヤを壁に接触させる場面がありながらも昨日の結果から大きく返り咲いた。同僚キミ・ライコネンは9番手、ベッテルに大きな遅れを取った。3番手にはメルセデスのルイス・ハミルトン、フェルスタッペンには0.14秒届かなかったが、こちらも挽回を見せた。バルテリ・ボッタスは0.7秒落ちの8番手、ブレーキング時にタイヤをロックさせるシーンが多くマシンの扱いに苦労した。

注目はマクラーレン・ホンダ、フェルナンド・アロンソがトップから0.55秒落ちの4番手、ストフェル・バンドーンが0.61秒落ちの5番手タイムを記録。今季限りの決別発表直後に、フェラーリとメルセデスの一台を置き去りにする素晴らしい速さを見せた。

2017年F1シンガポールGPフリー走行3順位結果表

最下位に沈んだのはマーカス・エリクソン、残り30分を切ったところで18コーナーの脱出時に180度スピンしマシン後部がウォールに激突、赤旗の原因を作った。マシン修復にはかなりの時間が必要と思われ、予選への影響が心配される。セッションは10分ほどの中断を経て再開した。

2017年F1第14戦シンガポールGPフリー走行3(FP3)リザルト

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー 1:41.829 12
2 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:41.901 +0.072 13
3 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:41.971 +0.142 16
4 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ホンダ 1:42.383 +0.554 11
5 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン・ホンダ 1:42.439 +0.610 13
6 3 ダニエル・リカルド レッドブル・タグホイヤー 1:42.517 +0.688 11
7 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1:42.549 +0.720 10
8 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:42.592 +0.763 16
9 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1:42.708 +0.879 16
10 11 セルジオ・ペレス フォースインディア・メルセデス 1:43.010 +1.181 14
11 31 エステバン・オコン フォースインディア・メルセデス 1:43.109 +1.280 15
12 55 カルロス・サインツ トロロッソ 1:43.356 +1.527 17
13 30 ジョリオン・パーマー ルノー 1:43.368 +1.539 11
14 26 ダニール・クビアト トロロッソ 1:43.574 +1.745 17
15 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズ・メルセデス 1:43.724 +1.895 17
16 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 1:44.041 +2.212 16
17 18 ランス・ストロール ウィリアムズ・メルセデス 1:44.223 +2.394 18
18 8 ロマン・グロージャン ハース・フェラーリ 1:44.295 +2.466 16
19 94 パスカル・ウェーレイン ザウバー・フェラーリ 1:45.760 +3.931 15
20 9 マーカス・エリクソン ザウバー・フェラーリ 1:46.339 +4.510 7

コンディション

天気曇り
気温29℃
路面温度36℃

セッション概要

グランプリ名 F1シンガポールGP
セッション種別 フリー走行3
セッション開始日時

サーキット

名称 マリーナベイ市街地コース
設立 2008年
全長 4940m
コーナー数 19
周回方向 反時計回り

F1シンガポールGP特集