エリック・ブーリエ
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マクラーレン「2戦連続でのDNSは許されない、アロンソの気持ちは理解できる」2017年F1ロシアGP決勝後コメント

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1台は決勝をスタートすら出来ず、またもう1台は完走16台中下から3番目の14位に終わったマクラーレン・ホンダ。レースディレクターを務めるエリック・ブーリエは、失望の色を隠すことなくこの結果は受け入れがたいと語る。

マクラーレン:ロシアGP決勝後コメント

エリック・ブーリエ
レースディレクター

「マクラーレン・ホンダは14位という結果を目指してレースに参戦しているわけではありません。このレベルのパフォーマンスが長期間続くことがないよう懸命に努力しています。レースの週末に信頼性とパフォーマンスの問題に見舞われることは、これ以上ない位に残念なことです。私たちは共に協力して、このポジションから抜け出す必要があります」

「限られたパフォーマンスの中、ストフェルは非常に落ち着いて効率的なレース運びを見せてくれました。彼はタイヤと燃料のマネージメントに関して要求されたあらゆる事をやってのけたのです。先ほど申し上げたように、14位という結果は素晴らしい結果ではありませんが、これは今日の彼のマシンに成し得た最大限の結果でした。彼がレースを完走し幾らかの走行マイレージを稼いでくれたことは救いでした」

「フェルナンドについて言えば、私は彼の苛立ちを共有しています。2戦連続で1台しか完走できなかった事は受け入れがたい事です。我々はすぐにこの問題の解決に取り組む必要があります。彼の失望は当然のことですが、状況は良くなるでしょう」


フェルナンド・アロンソのトラブルの原因はエネルギー回生を担当しているERSのソフトウェア上の問題であったことが明らかにされている。レース後アロンソは「毎週同じことの繰り返し、ウンザリする」と苛立ちを爆発させ、ストフェル・バンドーンは「今のマクラーレン・ホンダは14位止まりの実力しかない」とコメント。チーム内状況の悪化が心配される。

2017年ロシアGPの詳しい模様については「F1ロシアGP《決勝》結果とダイジェスト」を参照されたい。

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