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F1レギュレーション「車検 & 計量編」

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F1レギュレーションの中から、車両・ドライバー計量及び点検に関連する主だったルールを厳選しその要点を以下にまとめる。

体重の重いドライバーが不利になっている状況を是正するため、2019年に規約が改定され、規約上の最低重量を「マシン」と「ドライバー + ドライバーシート」の2つに分け、ドライバー最低重量は80kg、マシン最低重量は660kgとする考え方が盛り込まれた。2020年には、監視強化のためにパワーユニットに2つ目の燃料流量センサーが追加された事に伴って、車両の最低重量が746kgへと引き上げられた。

重量計量及び車両点検に関連する主なルール

2019年よりグランプリ開幕前の公式車検が廃止され、チームの責任においてこれを実施するよう改定された。チームは検査申告書をFP1開始18時間前までにFIAに提出し、これを第一次車検とみなす。

第一次車検後にサバイバルセルを変更した場合は、再度新たな申告書を提出する必要がある。この場合、新たなマシンは翌日まで使用することができない。

  • ドライバーを含むマシンの最低重量要件は746kg(2020年、燃料は除外)
  • 最小重量要件に違反した場合はタイムペナルティーか競技結果からの除外
  • マシンは車両検査に合格するまでイベントに参加することはできない
  • 車に大規模な変更を加えた場合または事故に遭遇した場合は、精査員による再検査を受ける事
  • 検査に加えてグランプリ週末にはマシンの重量測定を行う
  • フリー走行後に無作為で計量を行う
  • Q1とQ2ではセッション終了後無作為に、Q3参加車両は予選終了後に全車計量
  • 予選中にコース上で停止した場合、ドライバーは即時ピットに戻り体重を計量する事
  • レース完走ドライバーは体重の計量を受ける事
  • マシン計量は乾燥したタイヤが装着された状態で実施される
  • 予選時に前輪と後輪に加わる重さは各々328kgと387kg以上である事
  • レース中にバラスト(重り)を外したり追加したりすることは禁止
  • 圧縮ガスを除き、レース中に車両に物質を加える事は禁止。レース中にマシンの一部を交換する場合、新しい部品は元の部品より軽量であってはならない
  • レースミーティング日の10時~16時の間に、全車両はガレージ毎に検査を受ける事

手短に分かりやすく2020年のF1レギュレーションを知りたい方は「主要変更点のまとめ」を、より詳しくルールの全体像を知りたい方は「完全網羅版」を合わせて参照されたい。