レッドブル、ホンダの若手ドライバー育成プログラムとの連携を強化
来シーズンより世界最高峰フォーミュラ1でタッグを組むホンダとレッドブル・レーシングは、各々が主催するジュニアプログラムでの連携を強化。その一環として、レッドブル育成傘下のダン・ティクタムとルーカス・アウアーが全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦する事が明らかにされた。
第65回F3マカオGPで圧倒的な速さを見せつけ2連覇を達成したダン・ティクタムはTeam Mugenから、ゲルハルト・ベルガーの甥であるルーカス・アウアーはB-Max Racing teamから来シーズンのSFに参戦する。いずれのチームもホンダエンジンを搭載する。
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)からは高校3年生の18歳、角田裕毅が、ティクタムが所属していたモトパークからフォーミュラ・ヨーロピアン・マスターズへと参戦する。角田は来シーズン、FIA-F3選手権と合わせて2つの欧州シリーズに並行参戦し、最高峰F1を目指す事になる。
レッドブルは次のF1デビュー候補としてティクタムを最有力と捉えており、イギリス出身の19歳は、ピエール・ガスリーが2017年に辿ったのと同じ道をトレースし、2020年以降にトロロッソ・ホンダでのデビューを目指す。
12月5日に三重県鈴鹿サーキットで開催されたSFの合同テスト及びルーキードライバーテストには全22名が参加。ティクタムは総合16番手、アウアーは総合17番手でSFでの初走行を終えた。なお同テストには、レッドブルのF1マシンを手掛ける天才デザイナー、エイドリアン・ニューウェイの息子ハリソンも参加しており、B-Max Racingのマシンを駆り21番手タイムを記録している。