2021年1月22日、イギリス・ミルトンキーンズのレッドブル・レーシング・ファクトリーの全景Courtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブルF1の新エンジン部門、更に5名のメルセデス上級エンジニアを引き抜き

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レッドブル・パワートレインズは第4戦スペインGP開幕を翌日に控えた5月6日(木)、メルセデスAMG HPPでの経験を持つ5名のエンジニアを新たに起用し、シニア・リーダーシップ体制を拡大した事を明らかにした。

レッドブル・パワートレインズは今シーズン限りでF1から撤退するホンダのパワーユニット(PU)技術を引き継ぎ、2025年に導入が予定されている新世代F1レギュレーションに合わせて独自PUを開発するプロジェクトを進めている。

その一環として、V6ハイブリッド時代のメルセデス無敗神話を支えてきたベン・ホジキンソンをライバルチームから引き抜き、テクニカル・ディレクターとして起用する人事を既に発表しているが、これに続いて更に以下の5名のメルセデスHPP上級技術者を迎え入れる事が明らかにされた。

  • PUプロダクション・ディレクター …スティーブ・ブリューエット
  • PUエレクトロニクス&ERS部門責任者…オミド・モスタギミ
  • ERSメカニカルデザイン責任者…ピップ・クロード
  • PU設計ICE責任者…アントン・メイヨ
  • ICEオペレーショングループリーダー…スティーブ・ブロディ

いずれも、現行V6ハイブリッド・ターボエンジンが導入された2014年シーズンから7年連続で世界選手権を制覇しているメルセデスのPU開発に、長年に渡って携わってきた経験を持つ。

単独でのサハラ砂漠探検のために一旦フルタイムでの職を辞し、その後フリーランスとして再び戻ってきた風変わりなメイヨを除く4名は、発表直前までメルセデスに直接雇用されていたメンバーで、クロードに至っては約16年に渡ってメルセデスHPPに在籍していた古株だ。

ブリューエットはメルセデスF1の製造部門責任者を、モスタギミはメルセデスのF1エレクトロニクスチームのリーダーを、クロードはメルセデスのF1パワーユニット・コンセプト・チームリーダーを、メイヨはメルセデスのエンジニアリング・チームリーダーを、そしてブロディはメルセデスのトラックサイド兼最終検査マネージャーをそれぞれ務めていた。

レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは今回の発表について「新しいテクニカルディレクターに就任したベン・ホジキンソン、そしてホンダ・レーシング・デベロップメントから引き継いだ主要人材とともに、本日発表された各幹部達は豊富な経験と専門知識、そして革新性をもたらし、将来に向けて最強の技術プラットフォームを提供してくれるはずだ」との談話を発表した。

レッドブルは以上の5名とは別に、今後数週間以内に新たなメカニカル開発責任者の起用を発表するとしている。