レッドブルF1、2022年新車「RB18」発表を前にカラーリングを示唆…1年前と”全く同じ”だと!?
レッドブル・レーシングは日本時間2月9日深夜の新車発表に先駆け、2022年シーズンのFIA-F1世界選手権に投じる新車「RB18」のカラーリングの手掛かりとなる画像を公開した。だがそれは、1年前に投稿されたものと全く同じ写真だった。
新生「レッドブル・パワートレインズ」の仮面を被ったホンダの最新F1パワーユニットを搭載するRB18は本日深夜にローンチされる。その模様はレッドブルTVにて、ピエール北川氏の日本語実況付きで生中継される。
チームはイベント開催を直前に控えて「最後の仕上げ」とのメッセージを添え、SNSを通してRB18のカラーリングのヒントとなる画像を公開した。それはお馴染みのネイビー、レッド、イエローのトリコロールが施されたF1と思しきマシンだった。
だが興味深いことにそれは、1年前に投稿された以下の写真と全く同じものだった。唯一の違いはトリミングのみ。つまり新車RB18に対して、先代のRB16Bと大きく異る彩りを期待する事は誤り、だと言えるだろう。
Bulls in fine fettle 🔙 at the factory 🔧✂️ pic.twitter.com/2qhUlSVXnN
— Oracle Red Bull Racing (@redbullracing) April 7, 2021
言わずもがな、レッドブル・レーシングは母体であるエナジードリンクのプロモーションのために存在するF1チームだ。タイトルスポンサーの有無に関わらず、ブランディングの要であるカラースキームをコロコロ変更する事はあり得ない。
仮に変更が施されるにしても、従来との一貫性を損ねるものではないだろう。無論、マックス・フェルスタッペンの昨季ドライバーズチャンピオン獲得を記念して、車体全体が”きらびやか”なゴールドで覆い尽くされる姿を見てみたいものではあるが。
変更され得る唯一、現実的なシナリオは、恐らくはサイドポンツーンあたりに配置されるであろう「Red Bull」のロゴが白の縁取りで囲まれる事だろう。レッドブルはロードレース世界選手権(MotoGP)のレッドブルKTMファクトリー・レーシングの2022年型「RC16」にそういった変更を加えている。
なおチームは9日深夜のイベントを「Livery Reveil」、つまり「リバリーの公開」としている。プレシーズンテストを前にライバルに手の内を見せるはずもなく、実車は2月23日(水)開幕のバーレーンテストまでお預け、という事だが、それでも驚くような何かを期待せずにはいられないのがシーズン開幕前夜のこの時期というものだ。