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レーシングポイントF1、ブレーキダクト違法事件の判決に正式控訴
レーシング・ポイントF1チームは、2020年型F1マシン「RP20」のリアブレーキダクトが競技規約違反だとする判決を不服として、国際自動車連盟(FIA)に正式な控訴を行う旨を通知した。
40万ユーロという罰金は比較的少額であり、コンストラクターズ選手権における15ポイントの剥奪もシュタイヤーマルクGPのみを対象とした軽微な罰則とも言えるにも関わらず、シルバーストン本拠のチームは8月8日の控訴表明に続き、正式に控訴する事を決断した。
オーナーのローレンス・ストロールは70周年記念GPのレース当日、控訴の意志を示したライバル4チームを強い表現で非難していた。
控訴の意志を表明していたグリッドの5チームは、判決から96時間以内に正式な手続きを取るか否かをFIAに通知する必要があった。レーシングポイントは、フェラーリ、ルノー、マクラーレン、ウィリアムズの動向が明らかとなった後に正式な控訴を表明した。
判決内容が軽微だと考えるフェラーリとルノーは正式な控訴を決断したが、レーシングポイントを擁護する立場を示しているメルセデス製F1パワーユニットを搭載するウィリアムズと、来季より同社のPUへと切り替える事が決まっているマクラーレンは控訴を行わない旨を明らかにした。
本件はFIA国際控訴審判所(The FIA International Court of Appeal)にて更なる審議が行われる事になる。