インテルラゴス・サーキットのパドックを歩くアルファタウリ・ホンダの角田裕毅、2021年11月13日F1サンパウロGPスプリント予選にて
Courtesy Of Red Bull Content Pool

角田裕毅「ある意味、最も易しい」残り3戦で一番期待できるのはロサイルか

  • Published: Updated:

アルファタウリ・ホンダの角田裕毅が2021年FIA-F1世界選手権第20戦カタールGPに先立ち、ブラジルでの前戦サンパウロGPを振り返りつつ、週末に向けての抱負を語った。

浮き沈み激しく長かったルーキーシーズンも遂に最終盤を迎える。角田裕毅は、誰にとっても未知の次戦ロサイル・インターナショナル・サーキットが残り3戦の中で自身にとって最も容易だと考えている。

角田裕毅
ある意味、カタールが一番易しい

初めての訪問となったブラジルは、またもう一つ、新しいコースを体験できて本当に楽しかったです。インテルラゴスはメキシコのように熱狂的なファンが多く、素晴らしい雰囲気を持つユニークな場所でした。

とは言え、コースへの適応という点ではかなり上手くやれたと思うものの、わずか1時間のフリー走行のすぐ後に予選というスケジュールはかなり大変で、コース上では思うように事が運びませんでした。

スプリント予選ではスタートで失敗してしまい、グランプリ本番ではストロールとの接触によるダメージの影響でクルマを走らせるのが本当に大変でした。ですので、僅か数日後に次のカタールGPがあるのは有り難いです。

ある意味、僕にとってはこれからの3レースの中でカタールが最も易しいのではと思っています。僕だけでなく他の皆にとっても初めてのコースですので。その上、メキシコやブラジルよりもレイアウトが単純なので、すぐに覚えられそうですしね。


初開催を迎えるF1カタールGPの戦いの舞台となるのは、ロードレース世界選手権(MotoGP)の定番コースとして知られるロサイル・インターナショナル・サーキットだ。

1周5,380mのコースには16のコーナー(左:6、右:10)が配置され、メインストレートは1,068mと長い。シミュレーションによると平均速度は予選で237km/h、決勝では220km/hとなる事が予想されている。ラップタイムは予選が1分22秒5、決勝が1分28秒6程度になるものと見られる。

F1カタールGPは日本時間11月19日(金)19時30分からのフリー走行1で幕を開ける。

F1カタールGP特集