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トロロッソ、18年仕様ホンダエンジン「RA618H」で最高速度3番手を記録 / 第二回 F1バルセロナテスト2日目
昨シーズンまで再三に渡って「遅い」とこき下ろされ続けてきたホンダエンジンだが、2018年仕様の「Honda RA618H」がその批判を過去のものとするのは時間の問題なのかもしれない。
3月7日に行われた第二回F1バルセロナテスト2日目、この日トロロッソ・ホンダのテストを担当したブレンドン・ハートレーは、時速324.3kmのスピードトラップを記録し、最高速度ランキングで3番手につけた。STR13はメルセデスW09のバルテリ・ボッタスが記録した323.3km/hを凌ぐスピードを示した。
ハートレーよりも速かったのは、フォース・インディアVJM11のエステバン・オコンと、フェラーリSF71Hのセバスチャン・ベッテルの2名のみ。トロロッソ・ホンダは第一回テスト最終日にも最高速度ランキングで4番手につけている。
もとより、マクラーレン・ホンダ時代にも度々上位に食い込むスピードを記録していたが、同チームの車体は空気抵抗値が大きい事に加え、過剰とも言えるダウンフォースを付ける傾向があったため、多くのイベントで後方に沈んでいた。
最高速とラップタイムにはさほど相関性がなく、高いダウンフォースが必要とされるカタロニア・サーキットにおいては特にその傾向が強い。また、昨年のマクラーレンが示したように、セットアップの影響を多分に受けるため、最高速一つを切り出してみてもあまり意味がないとも言える。
とは言え、遅いの一言で片付けられていた昨年を思えば、中々に興味深いデータであることは確かだ。
Pos. | Driver | Team | km/h | PU |
---|---|---|---|---|
1 | エステバン・オコン | フォース・インディア | 327.2 | メルセデス |
2 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 326.2 | フェラーリ |
3 | ブレンドン・ハートレー | トロロッソ | 324.3 | ホンダ |
4 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 323.3 | メルセデス |
5 | ロマン・グロージャン | ハース | 323.3 | フェラーリ |
6 | カルロス・サインツ | ルノー | 322.3 | ルノー |
7 | シャルル・ルクレール | ザウバー | 322.3 | フェラーリ |
8 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 320.4 | メルセデス |
9 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 320.4 | フェラーリ |
10 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | 319.5 | メルセデス |
11 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 317.6 | ルノー |
12 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 317.6 | ルノー |
13 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | 312.1 | ルノー |
14 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ | 300.0 | メルセデス |