レッドブル、ガスリーのクラッシュを容認「これで限界を掴めたはず」F1合同テスト2日目
レッドブル・レーシングのレースエンジニアリング部門を統括するギヨーム・ロケリンは、F1バルセロナ合同テスト2日目に発生したピエール・ガスリーのクラッシュについて「これで限界を掴めたはず」と述べ、容認する姿勢を示した。
マックス・フェルスタッペンからバトンを引き継いだガスリーは、初めてのRB15を順調にドライブし周回を重ねていたものの、セッション終了まで1時間20分というところでリアのコントロールを失いウォールに激突。これによって1時間半の走行枠を失っただけでなく、マシン修復など想定外の作業が発生した。
ガスリーは限界を掴めたはず
ギヨーム・ロケリンレースエンジニアリング責任者
データ収集のためにショートランを繰り返している時にピエールがスピンしてしまった。このラップでは、スピンするまで非常に速いペースで走っていたから、これで彼も限界がどこか分かったはずだ。当然のことながらピエールは満足していないだろうが、大失態というわけでもない。我々としては今夜の仕事が多少増えることにはなったわけだがね。とにかく、明日に向けて万全の準備を整えていきたい。
スピンを別にすれば、ピエールは良い初日を迎えたんじゃないかと思う。午前中はピエールにマシンの感触とタイヤの感覚を理解させるため、走行距離を確保する事を目標にしていた。同じタイミングで、その他の項目に関するテストも並行して進めていたが、最大のターゲットはピエールが快適にドライブ出来る状況を作ることだった。午後はショートランに関するデータ収集を目的に、これを繰り返し実施していた。スピンするまではね。
2日目をトップで締め括ったのはフェラーリのシャルル・ルクレール。跳馬の勢いが止まらない。2番手に続いたランド・ノリス(マクラーレン)を0.306秒差で退けた。3番手にはハースのケビン・マグヌッセンが続き、トップ3の顔ぶれは初日と全く同じ結果となった。
テスト3日目は、日本時間2月20日(水)現地午前9時、日本時間午後17時からスペインのカタロニア・サーキットで行われる。