角田裕毅、初のアルガルベを堪能「比較的早い段階で対応していけた」予選に向け更にペースアップ
自身初となるアルガルベ・サーキットでのF1第3戦ポルトガルGP初日プラクティスを終えて、アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は「比較的早い段階で対応していけた」と述べ、予選に向けて更にペースを積み重ねていきたいと意気込んだ。
これまでのバーレーンやイモラとは異なり、シミュレーターを除いてアルガルベでの走行経験がない事から、週末に向けて「期待値は低い」としていた角田裕毅。FP1で僚友ピエール・ガスリーから0.646秒遅れの13番手を刻むと、FP2ではギャップを少し縮めて0.495秒差の14番手でクルマを降りた。
チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズはこの日の角田裕毅の走行プログラムについて「走行経験がなかったので、午前中はコースについて学ばせた」と説明した。
比較的早い段階で対応していけた
角田裕毅
FP2: 14位, FP1: 13位
このコースを走ったのは今日が初めてでしたが、特にアップダウンのあるエリアが気に入り、すごく楽しんで走る事が出来ました。
今日は2回のセッションを通して多くの事を学びました。
理解すべき内容は多く、また、バーレーンやイモラと比べてグリップレベルが凄く低いので、最初はそれに適応するのに苦労しましたが、比較的早い段階で対処していけたと思いますし、1日を通しての自分自身の改善にも満足しています。
まだまだペースを積み上げている段階ですので、今夜はエンジニアと一緒にデータに目を通してマシンのセットアップを分析し、明日の予選でまとめ上げていきたいと思っています。
初日をトップで締め括ったのはルイス・ハミルトン(メルセデス)。2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を0.143秒差で退けた。3番手には0.344秒遅れでバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続く結果となった。
F1ポルトガルグランプリ3回目のフリー走行は日本時間5月1日(土)20時から、公式予選は同23時から1時間に渡ってアルガルベ・サーキットで開催される。