アルガルベ・サーキットのパドックを歩くアルファタウリ・ホンダの角田裕毅、2021年4月30日F1ポルトガルGPにて
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角田裕毅、初のアルガルベを堪能「比較的早い段階で対応していけた」予選に向け更にペースアップ

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自身初となるアルガルベ・サーキットでのF1第3戦ポルトガルGP初日プラクティスを終えて、アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は「比較的早い段階で対応していけた」と述べ、予選に向けて更にペースを積み重ねていきたいと意気込んだ。

これまでのバーレーンやイモラとは異なり、シミュレーターを除いてアルガルベでの走行経験がない事から、週末に向けて「期待値は低い」としていた角田裕毅。FP1で僚友ピエール・ガスリーから0.646秒遅れの13番手を刻むと、FP2ではギャップを少し縮めて0.495秒差の14番手でクルマを降りた。

チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズはこの日の角田裕毅の走行プログラムについて「走行経験がなかったので、午前中はコースについて学ばせた」と説明した。

比較的早い段階で対応していけた

角田裕毅
FP2: 14位, FP1: 13位

このコースを走ったのは今日が初めてでしたが、特にアップダウンのあるエリアが気に入り、すごく楽しんで走る事が出来ました。

今日は2回のセッションを通して多くの事を学びました。

理解すべき内容は多く、また、バーレーンやイモラと比べてグリップレベルが凄く低いので、最初はそれに適応するのに苦労しましたが、比較的早い段階で対処していけたと思いますし、1日を通しての自分自身の改善にも満足しています。

まだまだペースを積み上げている段階ですので、今夜はエンジニアと一緒にデータに目を通してマシンのセットアップを分析し、明日の予選でまとめ上げていきたいと思っています。


初日をトップで締め括ったのはルイス・ハミルトン(メルセデス)。2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を0.143秒差で退けた。3番手には0.344秒遅れでバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続く結果となった。

F1ポルトガルグランプリ3回目のフリー走行は日本時間5月1日(土)20時から、公式予選は同23時から1時間に渡ってアルガルベ・サーキットで開催される。

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