アルガルベ・サーキットの下り勾配を駆け抜けるスクーデリア・フェラーリSF1000を駆るシャルル・ルクレール、2020年F1ポルトガルGPにて
Courtesy Of Ferrari S.p.A.

フェラーリ:初アルガルベにご満悦のベッテル、予選に向けて大きな手応えを得たルクレール

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スクーデリア・フェラーリは、10月23日(金)に行われたF1第12戦ポルトガルGP初日2回目のプラクティスでシャルル・ルクレールが4番手、セバスチャン・ベッテルが6番手タイムを刻んだ。

2度の赤旗中断のために予定していたプログラムのすべてを消化する事はできなかったが、チームはロシアGPから導入された一連のエアロパッケージを補完するために今回持ち込まれた新型ディフューザーや、2021年に向けたアップデートを評価・検証した。

順位 ドライバー チーム タイム
4 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:18.838 +0.898 34
5 カルロス・サインツ マクラーレン・ルノー 1:19.113 +1.173 32
6 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:19.175 +1.235 34

フェラーリ:F1ポルトガルGP初日

セバスチャン・ベッテルFP2: 6位, FP1: 11位

今日のセッションは全員にとって大きなチャレンジだったけど、凄く興味深いものになった。再舗装された路面の影響でセッション序盤は凄くスリッピーだったけど、凄くスムーズでもあった。

このサーキットを走ったのは今日が初めてだけど、気に入ったよ。カレンダーにエキサイティングなコースがたくさん並ぶのは良い事だからね。明日は路面改善されてもっと良くなるだろうし、それによって更に理解を深める事ができる。

全員が予選ラップを消化したわけじゃないから、午後のセッションの結果から僕らの競争力を計るのは難しい。本来であれば今日は誰もが多くの周回を重ねてリズムを掴みたかったはずだ。

コースの高低差の影響もあって、クルマはマシンは少しナーバスだったけど、多分みんなも同じだったと思う。本当の勢力図は明日分かる。

シャルル・ルクレールFP2: 4位, FP1: 4位

このコースは本当に最高だ! エイペックスが全く見えず流れをつかむのに何周かかってしまったけど、一度リズムを掴めた後は本当に良い感じだった。路面がすごく滑りやすくて、マシンのリアがあちらこちらでスライドしていたけど楽しかった!

グリップレベルは1日を通して殆ど改善される事はなかった。レースはエキサイティングになるんじゃないかな。今日の結果は特に、予選に向けてかなり勇気付けられるものになった。

プロトタイプタイヤのテストがあった事もあり、燃料を積んだ状態でのノーマルタイヤの走行があまりできなかったから、その点は様子見だね。前戦では重い燃料での走行が僕らの弱点だったから、明後日の日曜日はちょっとしたサプライズになるかも。


初日はバルテリ・ボッタス(メルセデス)が両セッションで最速タイムを刻んだ。FP2では車両火災とクラッシュの影響で2度に渡って赤旗が振られる中、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2番手に、ランド・ノリス(マクラーレン)が3番手に続く結果となった。

F1ポルトガルグランプリ3回目のフリー走行は日本時間10月24日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってアルガルベ・サーキットで開催される。

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