2020年F1ポルトガルGP木曜記者会見に出席したウィリアムズのジョージ・ラッセルcopyright Williams

ラッセルのシート喪失憶測に”全力”で油を注ぐウィリアムズ、来季ドライバーラインナップの確約を拒否

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ウィリアムズのチーム代表代行を務めるサイモン・ロバーツが、来季の契約を持つジョージ・ラッセルがシート喪失の危機に立たされているとの憶測に”全力”で油を注いだ。

英国グローブのチームは今年7月、ジョージ・ラッセルとニコラス・ラティフィの来季残留を発表したが、チームは9月に米国の投資会社ドリルトン・キャピタル・マネジメントLLCに株式を売却。その後、セバスチャン・ベッテルが来季アストンマーチンの契約を手にして、セルジオ・ペレスが市場に放り出された。

伝えられるところによると、ドリルトンは商業的な観点を理由に、魅力的なスポンサーを持つメキシコ人ドライバーとの間で話し合いを行っているという。ラティフィはチームに莫大な資金をもたらしているが、予選全勝中のラッセルにそこまでのバックボーンはなく、シート喪失に備えて他のチームと接触を開始したと見られている。

アルガルベ・サーキットでのF1ポルトガルGP金曜記者会見に出席したサイモン・ロバーツは、両ドライバーの契約発表時と「状況は何も変わっていない」としながらも、「ラッセルとラティフィが2021年もチームに留まる事を追認するか?」と問われると「どちらのドライバーについても、何も言うつもりはない」と述べ、来季ドライバーラインナップの確約を拒否した。

質問から逃げようとするサイモン・ロバーツに対して、何度も同じ問いが投げかけられたが、「今はシートを探している数多くの素晴らしいドライバー達がおり、多くの憶測が飛び交っている。ドリントンによるチーム買収以降、何も変わってはいない。私からはそれ以上のことは言えない」と返すだけだった。

「そのことについて話すつもりはない。憶測や噂があるのは承知しているが、それは狂気の沙汰であり、結局のところ”シリー・シーズン”なのだから、我々はこの件に関してこれ以上は言わない」

ペレスが移籍してくる事はないと断言することで憶測に終止符を打つ方法もあるが?と問われても、サイモン・ロバーツは「確かにそうかもしれないが、どちらにせよ何も言いたくない。我々はここで週末のレースに集中している。何のニュースもないよ」と語り、頑なに口を閉ざした。

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