モンテカルロ市街地コースのトンネルセクションに向かうレッドブルのマックス・フェルスタッペン、2022年5月27日F1モナコGP
Courtesy Of Red Bull Content Pool

ピレリ、F1モナコGPとスペインGPの供給コンパウンドを発表

  • Published: Updated:

公式タイヤサプライヤーを務めるピレリは4月24日(月)、2023年FIA-F1世界選手権の第7戦モナコGPと第8戦スペインGPに持ち込むコンパウンドを発表した。モンテカルロでは最も柔らかいレンジのC3~C5が、バルセロナでは新型C1が投入される。

モンテカルロ市街地コースはカレンダーの中で最も低速なサーキットの一つであり、摩耗も少ないためタイヤへの負荷は小さい。またセッション終了後は連日、コースが一般開放されるためラバーインが期待できない。

モンテカルロ市街地コースのターン1、通称サンテボーテの空撮写真、2022年5月27日F1モナコGPCourtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

モンテカルロ市街地コースのターン1、通称サンテボーテの空撮写真、2022年5月27日F1モナコGP

そのためコンパウンド自体のグリップが求められる他、チームも空力的グリップを最大化すべくハイダウンフォース・パッケージを持ち込む。

カタロニア・サーキットは1991年からスペインGPを開催している老舗だが、今季は最終シケインが廃止され、全長4.657kmへと短縮された新しいレイアウトでレースが行われる。

F1スペインGPの舞台カタロニア・サーキットの2021年版コースレイアウト図copyright Formula1 Data

カタロニア・サーキットの旧コースレイアウト図

これにより最終セクターにおけるトラクション面でのタイヤへの負担は低減されたが、ターン13が高速コーナーへと変貌する事から横方向への負荷は強まる。また今年は昨年より開催が数週間遅いため路面温度も気になるところだ。昨年は50℃にまで達した。

そのためピレリはC1~C3という昨年と同じレンジを持ち込む事を決定した。ただし、今季仕様のC1は今年デビューした新作であり、昨年のC1は今季のC0に該当するため、同じコンパウンドというわけではない。


2023年F1タイヤ供給
Rd. グランプリ C0 C1 C2 C3 C4 C5
1 バーレーンGP H M S
2 サウジアラビアGP H M S
3 オーストラリアGP H M S
4 アゼルバイジャンGP H M S
5 マイアミGP H M S
6 エミリア・ロマーニャGP H M S
7 モナコGP H M S
8 スペインGP H M S


コース路面や気温などの特性を考慮の上、ピレリは週末に持ち込む3種類のドライタイヤを都度、決定する。硬い方から順に「ソフト」「ミディアム」「ハード」の名称が与えられる。

トレッド面に溝の入ったレインタイヤを含めて全5種類が持ち込まれる。ひと目見て識別できるよう、以下の様にサイドウォールに色ペイントが施される。

  • ソフト:赤色
  • ミディアム:黄色
  • ハード:白色
  • インターミディエイト:緑色
  • フルウェット:青色

F1スペインGP特集