
マクラーレンF1、伝説的M7Aを基にした「Riviera」リバリー公開―モナコとスペインでMCL39に採用
マクラーレンF1チームは、2025年のF1第8戦モナコGPおよび第9戦スペインGPの2戦で「MCL39」に採用するスペシャルリバリー「Riviera(リヴィエラ)」を公開した。
このリバリーは、チーム創設者ブルース・マクラーレンがマクラーレン初のF1勝利を挙げた1968年型マシン「M7A」へのオマージュとして制作された。チームのスポンサーを務めるブロックチェーン技術企業「OKX」とのコラボレーションによって実現した。
Courtesy Of McLaren
2025年のF1モナコGPおよびスペインGPでマクラーレンMCL39に施されるスペシャルリバリー「Riviera」 (1)
「Riviera」リバリーは、マクラーレンの象徴であるパパイヤオレンジを基調に、カーナンバーを白地の円形に配置するなど、クラシックな意匠を取り入れた歴史を感じさせる仕上がりとなっている。M7Aは、初めてパパイヤオレンジが施されたマシンでもあり、そのカラーリングは同チームのビジュアルアイデンティティの原点とされている。
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2025年のF1モナコGPおよびスペインGPでマクラーレンMCL39に施されるスペシャルリバリー「Riviera」 (2)
このスペシャルリバリーは、F1カレンダーの中でも屈指の注目度を誇るモナコGP、そして翌週に控えるスペインGPで実際に使用される予定。ランド・ノリスとオスカー・ピアストリは、それに合わせた特別仕様のレーシングスーツを着用する。
マクラーレンは近年、モナコGPで特別リバリーを採用することが恒例となっており、2021年には「ガルフ」カラー、2023年には「トリプルクラウン」リバリー、2024年にはアイルトン・セナへの「トリビュート」リバリーを採用している。マクラーレンはモナコにおいて、全チーム中最多の通算15勝を挙げている。
なお、現行のグラウンドエフェクトカー時代において、唯一モナコでスペシャルリバリーが採用されなかったのは、同規定導入初年度の2022年。最低重量の確保に苦戦していた背景から、このシーズンは追加塗装による重量増を避ける動きが強まっていた。
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2025年のF1モナコGPおよびスペインGPでマクラーレンMCL39に施されるスペシャルリバリー「Riviera」 (4)
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マクラーレンMCL39のスペシャルリバリーお披露目を前に特別仕様のレーシングスーツを着用して写真を撮るオスカー・ピアストリとランド・ノリス、2025年5月21日F1モナコGP(モンテカルロ市街地コース)