笑顔を見せるニコ・ヒュルケンベルグ
Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

ニコ・ヒュルケンベルグ、マクラーレンSPでインディカーをテスト…グロージャンに続きF1から転向か

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アストンマーチンF1チームのリザーブドライバーを務めるニコ・ヒュルケンベルグはF1第17戦アメリカGP決勝の翌10月25日(月)に、バーバー・モータースポーツ・パークでマクラーレンSPと共にインディカーのテストを行う。

この日はマクラーレンSP以外にエド・カーペンター、デイル・コイン、アンドレッティ・オートスポーツの参加が見込まれており、FIA-F3選手権に参戦するローガン・サージェントはAJフォイトでテストを行う。

Racerによるとこれは34歳のドイツ人ドライバーからの要請を受けて実施が決定したもので、チームがヒュルケンベルグを評価するためというよりは、ヒュルケンベルグがチーム及びインディカーを評価するために行われるものだという。

ヒュルケンベルグは2010年にウィリアムズからF1デビューを果たし、堅実なパフォーマンスと共に世界最高峰のオープン・ホイールを戦い抜いてきたが、2019年末を以てルノーのシートを喪失。F1復帰を目指して浪人生活を送ってきた。

ウィリアムズでの2022年復帰の可能性も囁かれていたが、チームはアレックス・アルボンの起用を発表。バルテリ・ボッタスのチームメイトとしてアルファロメオの候補者リストにも名が挙がっていたが、ヒュルケンベルグはウィンヒルのチームとは交渉していないとしてF1復帰を断念した事を認めている。

シボレーエンジンを積むマクラーレンSPは今年、パトリシオ・オワードがドライバーズ選手権で3位を獲得するなど高い競争力を発揮した。オワードとチームメイトのフェリックス・ローゼンクヴィストは2022年までの契約を有しているが、チームは2022年にフルエントリーの3台目を用意する可能性を除外していない。

ザク・ブラウンCEOは、来年2月のシーズン開幕の段階から3台体制を築けるかどうかは未定だとしながらも、一旦投入した後はスポットではなくフルタイムエントリーとして出走させる意向を示した上で、2022年は未定ながらも2023年に3台目を走らせる事は「間違いない」として、フル参戦の3台目には「少なくとも5年間」は出走可能な若手~中堅ドライバーを迎え入れたいとの意向を示している。

ヒュルケンベルグはインディカーに興味を持っている事を認めており、マクラーレンの他にエド・カーペンターとの関係が取り沙汰されている。マシンや雰囲気が気に入れば、ロマン・グロージャンに続いてF1から米国最高峰のシングルシーターに転向する事になるかもしれない。

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