メルセデス・フォーミュラEチームのストフェル・バンドーン、2019年4月5日
Courtesy Of Daimler AG

INDYCAR:マクラーレンSP、ストフェル・バンドーン起用の可能性認める

  • Published: Updated:

マクラーレン・ホンダの元F1ドライバー、ストフェル・バンドーンが2022年シーズンのインディカー・シリーズでデビューを飾る可能性が出てきた。ザク・ブラウンCEOが明らかにした。

マクラーレンはラグナセカ・レースウェイでのインディカー第15戦モントレー決勝当日の9月19日(日)、テクノロジー企業のアロー・エレクトロニクス社とのパートナーシップの長期延長を発表した。

英国ウォーキングのチームは来年以降も引き続き、F1及びインディカーの両シリーズで同社の支援を受ける事になる。

マクラーレンはこれに先立って、シュミット・ピーターソン・モータースポーツと共同で運営しているインディカーチーム、アロー・マクラーレンSPの株式の75%を取得した事を発表。アローとの提携継続により3台目投入の可能性が高まっている。

英Autosportによるとザク・ブラウンは、来年2月のシーズン開幕の段階から3台体制を築けるかどうかは未定だとしながらも、一旦投入した後はスポットではなくフルタイムエントリーとして出走させる意向を示した上で、現地ラグナセカに足を運んでいるメルセデスのフォーミュラEドライバー、バンドーンについて「間違いなく検討対象になるだろう。彼は非常に優れたレーシングドライバーだ」と語った。

マクラーレンは来季もパトリシオ・オワードとフェリックス・ローゼンクビストの現行ラインナップを継続する事が決まっている。

なお今年のインディ500ではスポットで3台目を用意し、ファン・パブロ・モントーヤにステアリングを託しているが、ザク・ブラウンは来年のインディ500での再起用の可能性を認める一方で、2022年は未定ながらも2023年に3台目を走らせる事は「間違いない」として、フル参戦の3台目には「少なくとも5年間」は出走可能な若手~中堅ドライバーを迎え入れたいとの意向を示した。