セルジオ・ペレス、異例のホイールガン走行「ダメージなくラッキー」サインツ後退の幸運で5位
レッドブルのセルジオ・ペレスは、ザントフォールト・サーキットで行われたF1第15戦オランダGP決勝で5位入賞を果たした。
特に序盤はタイヤのグラデーションに悩まされていたことを明かし、メルセデスが1ストップで走り切りそうな勢いだったのには驚きだと語った。
1回目のピットストップでは交換を終えてファストレーンに出る際に、地面に転がっていたフェラーリのホイールガンに乗り上げる珍しいアクシデントがあったが、幸運にもウイングやフロアにダメージはなかった。
LAP 15/72
Sainz pits but it's a slow stop 😫
Looks like the fresh left rear tyre wasn't ready to go on the car.
Meanwhile behind, Perez is unable to avoid a wheel gun lying on the ground.#DutchGP #F1 pic.twitter.com/axMZUUuFjX
— Formula 1 (@F1) September 4, 2022
61周目のセーフティーカー明けでは、交換したばかりのミディアムに手こずり、ソフトタイヤを履くカルロス・サインツに前を許して6番手に後退した。
ただピットストップの際にアンセーフリリースがあったとの裁定が下った事でサインツは5秒ペナルティーを受け降格。ペレスは5位に昇格した。
困難だったけどなんとか5位
セルジオ・ペレス決勝: 5位 / グリッド: 5番手
チームにとってはもちろん素晴らしい一日になったけど、僕にとってはベストな一日じゃなかった。
第1、第2スティントでタイヤのデグラデーションに悩まされて、車が思うようなバランスにならなかったんだ。
ピットレーンでのアクシデントもあって慌ただしかったけど、ホイールガンの上を走った際にフロントウイングにダメージを負わなかったのはラッキーだったよ。
今回みたいな難しい状況にも関わらず、なんとかポイントを取ることができた。
今日のことから得るものは多いし、理解しなければならないことがたくさんある。モンツァでは強くなって戻ってくるよ!
2022年F1第15戦オランダGPの決勝は、母国出身のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季10勝目を挙げた。2位はジョージ・ラッセル(メルセデス)。3位表彰台にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が滑り込んだ。
高速の殿堂、モンツァ・サーキットを舞台とする次戦イタリアGPは9月9日のフリー走行1で幕を開ける。