シーズン6戦目となる2024年F1世界選手権マイアミGPが現地5月3日(金)に開幕を迎え、マックス・フェルスタッペン（レッドブル）が金曜1回目のフリー走行で最速を刻んだ。角田裕毅（RB）は8番手につけた。

フェルスタッペンは序盤にハンドリングの問題を訴え、フライング・ラップでは後半セクションでロックアップによるミスがあったものの、1分28秒595を記録して残り1分半でタイムシートのトップに立った。

金曜のマイアミ・インターナショナル・オートドロームは晴天に恵まれ、日本時間25時30分からのオープニングセッションは気温29℃、路面温度50℃と、今季最も暑いドライコンディションでスタートした。

公式タイヤサプライヤーのピレリは2番目に硬いレンジのC2～C4の3種類のコンパウンドを持ち込んだ。全チームがハードまたはミディアムでセッションを開始し、最適なセットアップを模索。半数近くが終盤、ソフトに履き替えた。

ただ、ローガン・サージェント（ウィリアムズ）、フェルナンド・アロンソ（アストンマーチン）、RB勢の計4台は、2日目の本戦予選に向けてソフトを温存した格好だ。

この後に行われるスプリント予選はフィールドの上から下まで、100分の1秒差が明暗を分けるレベルの大接戦となりそうだ。最速フェルスタッペンから16番手ランド・ノリス（マクラーレン）までのギャップは僅か0.957秒に過ぎなかった。

前戦上海での不振の原因について、依然として完璧な答えはないものの「幾つか」の要因が見つかったとする角田裕毅は、7番手ルイス・ハミルトン（メルセデス）に0.044秒差の8番手を刻んだ。

ダニエル・リカルドも上々で、チームメイトから0.122秒遅れの11番手タイムを記録。2週間前の中国GPで不運なダブルリタイヤに終わったRB勢は、雪辱に向けて期待を誘う滑り出しを見せた。

ワンオフカラーとして60年ぶりにブルーを組み込んだスクーデリア・フェラーリは、カルロス・サインツが2番手オスカー・ピアストリ（マクラーレン）に0.011秒差の3番手をマークした一方、シャルル・ルクレールは赤旗の原因を作ると共に走行僅か3周でセッションを終えた。

セッション開始6分、ルクレールはターン16で180度スピンを喫した。セッションへの復帰を試みるも、クラッチがオーバーヒートした結果、クルマを再始動する事ができなくなった。事実上、プラクティスなしにスプリント予選に臨むことになる。

スプリント予選は日本時間5月3日(金)29時30分から1時間の日程で開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2024年F1第6戦マイアミGPフリー走行1（FP1）リザルト

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