スタートで先頭を走るマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)、2024年5月4日(土) F1マイアミGPスプリント(マイアミ・インターナショナル・オートドローム)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

角田裕毅 奮闘、RBが今季初のW入賞!SC導入の混乱経てフェルスタッペン優勝 / F1マイアミGP 2024 《スプリント》結果と詳報

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2024年のFIA-F1世界選手権第6戦マイアミGPスプリントが現地5月4日(土)に行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウインを飾った。角田裕毅とダニエル・リカルド擁するRBは今季初のダブル入賞を果たした。

ワンオフカラーの”ブルー・フェラーリ”をドライブしたシャルル・ルクレールは3.371秒遅れの2位に続き、セルジオ・ペレス(レッドブル)が3位と、トップ3はグリッドと同じ並びとなった。

トップチェッカーを受け観客に手を振るマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2024年5月4日F1マイアミGPスプリントCourtesy Of Red Bull Content Pool

トップチェッカーを受け観客に手を振るマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2024年5月4日F1マイアミGPスプリント

予選4番手のダニエル・リカルドはオープニングラップでペレスを交わして3番手に浮上。4周目に追い抜きを許してスタートポジションに戻るも、その後はチェッカーまでカルロス・サインツ(フェラーリ)からポジションを守り抜いて4位フィニッシュと、今季初のポイント獲得を果たした。

チームメイトで15番グリッドに着いた角田裕毅はローガン・サージェント(ウィリアムズ)と並んで唯一、スタートタイヤにソフトを選択。高いグリップ力を活かし、1周目に5つポジションを上げる好スタートを切った。

その前方ではケビン・マグヌッセン(ハース)がルイス・ハミルトン(メルセデス)に対して1点を死守する肉弾戦を展開。14周目のバックストレートで一旦、ハミルトンに前を許したが、ブレーキングでイン側をキープ。そのままコース外に出てアウト側のハミルトンをターンインさせずにポジションを守った。

両者のバトルに利を得た角田裕毅は一気に2台を交わしてポイント圏内8番手に浮上。終盤に向けてはマグヌッセンを攻略したハミルトンの猛追を受け、ファイナルラップでオーバーテイクを許して9位でフィニッシュした。

ただ、1周目の混乱に伴うセーフティーカー(SC)先導中のピットレーンでスピード違反を犯したとしてハミルトンにドライブスルー・ペナルティー(20秒換算)が科された結果、8位昇格となり、僚友リカルドと共にRBにポイントを持ち帰った。

マグヌッセンに関しては、3度に渡るコースオフによるゲインに伴いペナルティが科された結果、計35秒に及ぶタイムペナルティを受け、ハミルトンに対する非スポーツマンシップ的な行為が問題視され、レース後に召喚された。

ルイス・ハミルトン(メルセデス)をリードする角田裕毅(RBフォーミュラ1)、2024年5月4日(土) F1マイアミGPスプリント(マイアミ・インターナショナル・オートドローム)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ルイス・ハミルトン(メルセデス)をリードする角田裕毅(RBフォーミュラ1)、2024年5月4日(土) F1マイアミGPスプリント(マイアミ・インターナショナル・オートドローム)

エステバン・オコン(アルピーヌ)はレコノサンス・ラップに向けてファストレーン入る際、ルクレールの右リアに接触してフロントウイングの左翼端板を破損。アンセーフ・リリースにより10秒ペナルティを受け15位でレースを終えた。

ポール最有力候補ながらもSQ3での突如の失速とミスにより10番グリッドに着いたランド・ノリス(マクラーレン)は1周目のターン1で、ハミルトンとアストンマーチン勢が関与した接触事故の余波を受け右リアを損傷。早々にSCが導入され、レースは4周目に再開された。

ノリスはストロールと共にリタイヤを喫した。ハミルトンと並びアロンソは混乱を生き延びたものの最後尾に転落。17位でフィニッシュした。

トラックリミットにより予選最下位に終わったアレックス・アルボン(ウィリアムズ)はセットアップを変更。パルクフェルメ規定違反に伴いピットレーンからスタートし、1周目に大きくポジションを落としたジョージ・ラッセル(メルセデス)に次ぐ12位でレースを終えた。


全3ラウンド、計1時間が予定されるF1マイアミGPの公式予選は、日本時間5月4日(土)29時からマイアミ・インターナショナル・オートドロームにて行われる。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2024年F1第6戦マイアミGPスプリントリザルト

Pos No Driver Team Laps Time PTS
1 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダRBPT 19 31:31.383 8
2 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 19 +3.371s 7
3 11 セルジオ・ペレス レッドブル・ホンダRBPT 19 +5.095s 6
4 3 ダニエル・リカルド RB ホンダRBPT 19 +14.971s 5
5 55 カルロス・サインツ フェラーリ 19 +15.222s 4
6 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン・メルセデス 19 +15.750s 3
7 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ 19 +22.054s 2
8 22 角田裕毅 RB ホンダRBPT 19 +29.816s 1
9 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ・ルノー 19 +31.880s 0
10 2 ローガン・サージェント ウィリアムズ・メルセデス 19 +34.355s 0
11 24 周冠宇 ザウバー・フェラーリ 19 +35.078s 0
12 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 19 +35.755s 0
13 23 アレックス・アルボン ウィリアムズ・メルセデス 19 +36.086s 0
14 77 バルテリ・ボッタス ザウバー・フェラーリ 19 +36.892s 0
15 31 エステバン・オコン アルピーヌ・ルノー 19 +37.740s 0
16 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 19 +49.347s 0
17 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーチン・メルセデス 19 +59.409s 0
18 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 19 +66.303s 0
NC 18 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 1 +0 lap 0
NC 4 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 0 +0 lap 0

コンディション

天気晴れ
気温29℃
路面温度47℃
周回数19

セッション概要

グランプリ名 F1マイアミGP
セッション種別 スプリント
セッション開始日時

サーキット

名称 マイアミ・インターナショナル・オートドローム
設立 2022年
全長 5412m
コーナー数 19
周回方向 時計回り

F1マイアミGP特集