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今月末に行われる第15戦F1マレーシアGPについて、フェルナンド・アロンソは「マクラーレン・ホンダにとって厳しいレースになる」との見方を示した。2017年のマレーシアGPはセパン・インターナショナル・サーキットで行われる。
前戦シンガポールGPを1周目の多重クラッシュの餌食となってリタイヤしたアロンソは「イライラが収まらない」とコメント、あの不運なインシデントさえなければ表彰台すら可能だったと主張していた。セパンはシンガポール同様に多くのダウンフォースが必要なサーキットである一方、ホームストレートとバックストレートの2本の長い直線コースを有するが故に、エンジンパワーも必要となるテクニカルなコースだ。
アロンソはストレートでの戦いは捨てた上で、1・2・9コーナーに代表される低速のコーナーで、どの位パワー不足の穴埋めできるかがマクラーレン・ホンダの成績を左右すると考えている。アロンソが発表したコメントを以下に紹介する。
今度こそはチェッカーを受けたい
フェルナンド・アロンソ
シンガポールGPが終わったわけだけど、早くマシンに乗りたくてうずうずしてるよ。マレーシアでは、シンガポールでリタイヤしてしまった1周目の1コーナーよりも多く走りたいよ!。あのアクシデントにはガッカリしているし、他の連中のせいでリタイヤしたんだから当然イライラしてるさ。マシンには競争力があったし、あそこはシーズンの中で僕らにとって数少ないチャンスの1つだったんだから。ポイントを獲得してそれを証明できなかったのは残念だけど、レースってもんは時々ああいった事が起こるものさ
マレーシアもシンガポールと似た高温多湿だから、ドライバーとマシンに厳しいんだ。僕らに合ったコンディションにはならないだろうけど、全力で頑張るつもりさ。残りはもう6戦だね。どのグランプリもできる限りいいポジションで終えられるようエネルギーをつぎ込むよ。
セパンではストレートでの速さとパワーが求められるセットアップが必要なんだ。マクラーレン・ホンダにとっては難しいレースになるだろうね。でも、このサーキットには色んな要素があるから、低速コーナーでどこまで巻き返せるかって感じだね。今年のF1マシンはセパンでも今まで以上に速くなるだろうから体験できるのが楽しみだよ。事故に巻き込まれないようにして、ちゃんとしたレースがしたいね。
2017年第15戦F1マレーシアGPは、日本時間9月29日(金)12時からのフリー走行で幕を開ける。1999年に初めて開催されたマレーシアグランプリは、19回目となる今年限りでカレンダーから消滅する。