決勝前のグリッドに立つナオミ・キャンベルとフラビオ・ブリアトーレ(アルピーヌF1 エグゼクティブアドバイザー)、2024年9月15日(日) F1アゼルバイジャンGP決勝(バクー市街地コース)
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ブリアトーレ「完全に誤り」と否定、オークスの辞任理由をめぐり

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アルピーヌF1チームのエグゼクティブ・ディレクターを務めるフラビオ・ブリアトーレは、チーム代表オリバー・オークスの辞任について一部で報じられた「意見の対立によるもの」との見方を強く否定。辞任の理由は「チームとは無関係な個人的な事情によるもの」と説明した。

F1マイアミGP後、アルピーヌはチーム代表を務めていたオークスの突然の辞任を発表。そのわずか12時間後、ジャック・ドゥーハンが降格し、代わってリザーブドライバーのフランコ・コラピントが昇格するという人事が発表された。この一連の動きに関連性を見出す声が広がるのは必然だった。

だが、オークスの職務を引き継ぎ、事実上チームの指揮を執ることとなったブリアトーレは、こうした見方を完全に否定した。5月7日、自身のInstagramを通じて声明を発表し、次のように語っている。

「この24時間で多くの憶測が流れているが、オリーの辞任が私との意見の相違や対立によるものとする主張は完全に誤りであり、事実とはかけ離れている」

「オリーとの関係は非常に良好だし、このチームを共に前進させる長期的な目標を共有していた。我々は彼の辞任の申し出を尊重し、受け入れることにした」

その上でブリアトーレは、辞任の理由は「個人的な理由によるものであり、チームとは関係ない」と主張した。

ブリアトーレの投稿には、オークス自身のものとされる次のメッセージも添えられていた。

「今回の辞任は私個人の判断だ。フラビオは、私にとって父親のような存在であり、この役職に就いて以来、常に支えてくれた。2026年に向けてこの夢を実現する体制は整っている。私はエンストンの皆を信じている」