スタート直後のターン1でランド・ノリス(マクラーレン)を交わしてトップに躍り出たジョージ・ラッセル(メルセデス)、2024年11月3日(日) F1サンパウロGP(インテルラゴス・サーキット)
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スポーツ界の栄誉「ローレウス賞2025」にF1界から2組!日本勢は堀米雄斗、小田凱人がノミネート

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スポーツ界のアカデミー賞とも称される「ローレウス世界スポーツ賞」の候補者が発表され、F1界からはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが年間最優秀男子選手賞(スポーツマン・オブ・ザ・イヤー)に、マクラーレンF1チームが年間最優秀チーム賞(チーム・オブ・ザ・イヤー)にノミネートされた。

フェルスタッペンは2024年シーズンに粘り強い戦いを繰り広げ、F1ドライバーズチャンピオンシップ4連覇を達成した。ノミネートは4年連続で、2022年には年間最優秀男子選手賞を受賞した。

対抗馬にはツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、世界選手権を制したスロベニアの自転車競技選手タデイ・ポガチャルや、フランスの競泳スター、レオン・マルシャンなどが名を連ねている。

2024年のF1ワールドチャンピオン獲得を祝うマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)とレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼ、2024年11月23日(土) F1ラスベガスGP決勝(ラスベガス市街地コース)Courtesy Of Red Bull Content Pool

2024年のF1ワールドチャンピオン獲得を祝うマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)とレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼ、2024年11月23日(土) F1ラスベガスGP決勝(ラスベガス市街地コース)

年間最優秀チーム賞には、名門マクラーレンF1チームがノミネートされた。2024年シーズン、マクラーレンは26年ぶりにコンストラクターズ・チャンピオンシップを獲得し、復活を遂げた。この偉業が評価され、スペインのレアル・マドリードやFCバルセロナ女子チーム、アメリカのボストン・セルティックスらと並び、世界最高のチームの一つとして候補に挙がった。

26年ぶりのコンストラクターズ選手権制覇を喜ぶマクラーレンのチームメンバーとザク・ブラウンCEO、オスカー・ピアストリ、ランド・ノリス、2024年12月8日(日) F1アブダビGP決勝レース(ヤス・マリーナ・サーキット)Courtesy Of McLaren

26年ぶりのコンストラクターズ選手権制覇を喜ぶマクラーレンのチームメンバーとザク・ブラウンCEO、オスカー・ピアストリ、ランド・ノリス、2024年12月8日(日) F1アブダビGP決勝レース(ヤス・マリーナ・サーキット)

日本人選手としては、スケートボードの堀米雄斗が年間最優秀アクションスポーツ選手賞に、車いすテニスの小田凱人が年間最優秀障害者選手賞にノミネートされた。

堀米はパリ2024オリンピックでスケートボード男子ストリート2連覇を達成し、世界トップクラスの実力を改めて証明した。一方、小田は18歳という若さでパラリンピックの車いすテニス男子シングルス金メダルを獲得し、同種目の史上最年少王者となった。

ローレウス世界スポーツ賞の受賞者は、スポーツジャーナリストや専門家による選考委員会によって決定され、4月21日にマドリードで開催される授賞式で発表される。

ローレウス世界スポーツ賞2025 ノミネート一覧

年間最優秀男子選手

  • マックス・フェルスタッペン(オランダ)- F1
  • カルロス・アルカラス(スペイン)- テニス
  • アルマンド・デュプランティス(スウェーデン)- 陸上
  • レオン・マルシャン(フランス)- 競泳
  • タデイ・ポガチャル(スロベニア)- 自転車

年間最優秀女子選手

  • シモーネ・バイルズ(アメリカ)- 体操
  • アイタナ・ボンマティ(スペイン)- サッカー
  • シファン・ハッサン(オランダ)- 陸上
  • フェイス・キピエゴン(ケニア)- 陸上
  • シドニー・マクラフリン(アメリカ)- 陸上
  • アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)- テニス

年間最優秀チーム

  • マクラーレンF1チーム(イギリス)
  • FCバルセロナ女子チーム(スペイン)
  • ボストン・セルティックス(アメリカ)
  • レアル・マドリード(スペイン)
  • スペイン男子サッカー代表
  • アメリカ男子バスケットボール代表

年間最優秀アクションスポーツ選手

  • 堀米雄斗(日本)- スケートボード
  • クロエ・キム(アメリカ)- スノーボード
  • キャロライン・マークス(アメリカ)- サーフィン
  • アレクサンドラ・ミロスワフ(ポーランド)- スポーツクライミング
  • トム・ピドコック(イギリス)- 自転車
  • アリサ・トゥルー(オーストラリア)- スケートボード

年間最優秀復帰選手

  • レベッカ・アンドラーデ(ブラジル)- 体操
  • ケーレブ・ドレッセル(アメリカ)- 競泳
  • ララ・グートベーラミ(スイス)- アルペンスキー
  • マルク・マルケス(スペイン)- モーターサイクル
  • リシャバ・パント(インド)- クリケット
  • アリアン・ティットマス(オーストラリア)- 競泳

年間最優秀成長選手

  • ジュリアン・アルフレッド(セントルシア)- 陸上
  • バイヤー・レバークーゼン(ドイツ)- サッカー
  • サマー・マッキントッシュ(カナダ)- 競泳
  • レツィレ・テボゴ(ボツワナ)- 陸上
  • ビクター・ウェンバンヤマ(フランス)- バスケットボール
  • ラミン・ヤマル(スペイン)- サッカー

年間最優秀障害者選手

  • 小田凱人(日本)- 車いすテニス
  • カテリーヌ・デブルナ(スイス)- 陸上
  • テレサ・ペラレス(スペイン)- 競泳
  • マット・スタッツマン(アメリカ)- アーチェリー
  • ジャン・ユーヤン(中国)- 競泳
  • チュ・ジマ(中国)- バドミントン

スポーツ貢献

  • Figure Skating in Harlem(アメリカ)- フィギュアスケート & 学業支援
  • Kick4life(レソト)- サッカー & 社会的包摂
  • Kind Surf(スペイン)- サーフィン & 知的障害若者支援
  • Liberi Nantes(イタリア)- スポーツ & 社会的包摂
  • Paris Basket 18(フランス)- バスケットボール & 育成・社会貢献プログラム
  • Street League(イギリス)- スポーツ & 就労支援