
レッドブルF1残留か、それとも…?フェルスタッペンが「1,500億円移籍報道」に反応
4度のF1ワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンは、レッドブルからアストンマーチンへの移籍に関する報道について「初めて聞いたのはメディアを通じてだった」と述べ、交渉の事実を否定した。
1月、英デイリー・メールは、アストンがフェルスタッペンに対し、キャリア全体で総額10億ドル(約1,496億円)の契約を提示する準備があると報じた。しかし、フェルスタッペンは「正直、初耳だ」とし、アストンと話をしたのは自身のGT3チームへの供給契約に関することだけだと語った。
レッドブル側は残留を確信
レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、フェルスタッペンの残留について確信を持っていると強調した。
「マックスは現在の環境に満足していると思う」
「彼はチーム内で成長し、エンジニアや技術スタッフとの関係も良好だ。我々の使命は、彼が最高の結果を出せるような競争力のあるマシンを提供することだ」
アストン側は移籍報道に直接言及せず
アストンの新チーム代表アンディ・カウエルは、フェルスタッペンの移籍に関する質問に対し、直接的なコメントを避けた。
「我々にはランス・ストロールとフェルナンド・アロンソという素晴らしいドライバーがいる。彼らは長期契約を結んでおり、最も重要なのは速いマシンを作ることだ」
カウエルはまた、2024年シーズンに期待された競争力を発揮できなかった責任はチームにあると認めた。
「昨年はドライバーに十分なマシンを提供できなかった。今季はチームとして改善し、彼らが結果を出せる環境を整えることが最優先だ」
少なくとも、2026年に向けたレッドブル・フォード、そしてアストンに独占供給されるホンダの新世代F1パワーユニットの競争力の見通しが立つまでは、フェルスタッペンの去就を巡る噂は絶えそうにない。