フェルスタッペン、親友ノリスとの関係を歪めるSNS上の「バカ」に怒り
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ランド・ノリス(マクラーレン)との友情が試される結果となった2024年シーズンを振り返り、2人の関係を巡るソーシャルメディア上の投稿に言及し、「バカ」が現実を歪めていると批判した。
両者は10年以上前のカート時代から親しい友人関係にあり、公私にわたり良好な関係を維持してきた。しかし、2024年シーズンは一転、F1タイトル争いという新たなステージで激しい火花を散らした。
6月のオーストリアGPでは接触により両者揃ってパンクに見舞われ、ノリスはレース後、フェルスタッペンのドライビングを「無謀で必死で愚か」と批判した。さらに10月のアメリカGPとメキシコGPではペナルティを巡って対立した。
ノリスとの争いを制して4度のF1ワールドチャンピオンに輝いたフェルスタッペンは、ポッドキャスト「Talking Bull」に出演し、コース上で白熱したノリスとの関係について問われると、次のように答えた。
「ソーシャルメディアでは何かと酷く悪いように言われる。文句を言うだけのバカがたくさんいるんだ。もちろん肯定的な人もいるけど、本物のバカもいる。そういう連中は一切、無視するに限ると思う」
F1の舞台においてライバル同士が友情を保つことは極めて困難だが、フェルスタッペンとノリスの関係は今のところ、その例外と言える。激しい競争の中でも二人は公私を分け、スポーツマンシップを貫いている。
フェルスタッペンは「ランドとは本当に仲良くやっている。もちろん、レースでは緊張が走ることもあるけど、プライベートではそんなことは関係ない」と語り、タイトル争いにおいて緊張が生じるのは「普通のこと」だと強調し、「僕らは大丈夫だよ」と付け加えた。