パルクフェルメで2024年F1ワールドチャンピオン獲得を喜ぶマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2024年11月23日(土) F1ラスベガスGP決勝(ラスベガス市街地コース)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

敗北ノリスが感じた絶対王者の「無欠感」フェルスタッペンの4冠に惜しみない賞賛、激化したもう一つのタイトル争いへ

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マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が4年連続のドライバーズタイトルを獲得したことを受け、ランド・ノリス(マクラーレン)は、付け入る隙がない完全無欠の存在と称賛し、自身が敗れたのは当然の結果だったと語った。

ラスベガスで決着したタイトル争い

タイトル争いの行方を次戦カタールGP以降に持ち越すためにノリスは、フェルスタッペンより上位でラスベガスGPを終える必要があった。

しかしながら、寒冷で滑りやすいコンディションの中、マクラーレンMCL38は上位を争う競争力を欠き、ノリスはフェルスタッペンに一歩及ばない6位フィニッシュに終わった。

この結果、2024年のドライバーズタイトルは2戦を残してフェルスタッペンの手に渡った。

ノリスはレース後、次のように語り、自身よりも今季のタイトルに値するとして、フェルスタッペンに惜しみない賞賛の言葉を贈った。

「まずはマックスにおめでとうを言いたい。タイトルを逃したことは残念だけど、彼が勝つのは当然だったと思う。彼は僕ら、そして僕自身よりも優れたシーズンを過ごした」

「誰よりもタイトルに値する活躍だった。マックスには弱点がない。最高のマシンを持っている時は圧倒的だし、そうでない時でも常に戦いに加わってくる。一貫してライバルの人生を厄介で厳しいものにするのが彼だ」

「彼は素晴らしいシーズンを戦い抜いた」

コンストラクターズ選手権の行方

依然としてマクラーレンはコンストラクターズ選手権をリードしているが、ラスベガスGPではメルセデスやフェラーリと競り合うことができず、優勝争いの蚊帳の外に置かれた。

「今週末の僕らは酷い有様だった。今日は何とかしてマックスと戦いたかったけど、それすらできなかったのは本当に悔しい」とノリスは認めた。

フェラーリ勢が揃ってマクラーレンの上位でフィニッシュしたことで、2レース、1スプリントを残した今季のコンストラクターズ選手権争いは一層、激化した。

マクラーレンのリードは24ポイントに縮小した。この差が如何に僅かであるかは、仮にラスベガスと同じ結果が2戦続けば、両チームが同一ポイントで並ぶことからも明らかだが、ノリスはリードを守り切れると自信を示した。

「フェラーリが本当に良いパフォーマンスを発揮しているから、今後は1ポイント、1ポイントが重要な意味を持つと思う」とノリスは語った。

「ただ、今週末は僕らにとって少し特殊なケースだったと思う。残りのレースに向けては、いつもの調子を取り戻せると思っている」

「もちろん、僕らの『いつもの調子』が必ずしも最速とは限らないけどね。メルセデス、フェラーリ、そしてレッドブルと僕たち。次の週末やその次の週末で誰がトップに立つかは誰にも分からない」

「だから厳しい状況ではあるけど、それでも戦い続けるしかないし、そうしなきゃならない。まだ可能性は十分にあると思っているし、自信もある。ただ、決して簡単ではないだろうね」


2024年F1第22戦ラスベガスGPでは、ジョージ・ラッセルがルイス・ハミルトンを率いてメルセデスに1-2フィニッシュを献上した。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は5位でフィニッシュし、史上5人目となる4年連続のチャンピオンに輝いた。

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