苛立つノリス「この手の質問は本当に嫌い」SP予選を経てフェルスタッペンとの王座争いを巡るやり取りで
マクラーレン勢がフロントロウを独占した一方、選手権首位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が4番手に留まった2024年のF1サンパウロGPスプリント予選を経て、ランド・ノリスが自身に向けられた質問に苛立った様子を見せた。
ノリスは僅か0.029秒差ながらも、僚友オスカー・ピアストリにポールを奪われた。残り2スプリント、4レースでフェルスタッペンとの47ポイント差を逆転するのは決して楽ではないが、可能性は十二分に残っている。
スプリント予選の結果はタイトル争いという観点で前向きに見えるが、自信はあるか?との質問を途中で遮るようにしてノリスは、「どうでもいい。この手の質問は本当に嫌いだ。僕はただ、レースをするだけだ」と返し、その後、口角を上げたが、苛立ちは明らかだった。
質問を切り替えようとするインタビューアーを再び遮ってノリスは、「僕には関係ない。僕としては、自分の仕事に集中することだけだ」と続けた。
「毎回、同じ質問だ。どうでもいい。彼がポールだろうが最下位だろうが、僕は自分のベストを尽くすだけだ」
週末唯一のプラクティスでタイムシートのトップに立ったノリスは、SQ1とSQ2でも最速を刻み、SQ3の最初ラップでも暫定ポールに立つラップをまとめたが、最後の瞬間にチームメイトに敗れ去った。ノリスは序盤のミスにより最終アタックを中止した。
「ミスが多すぎて、最終ラップはそのままピットに戻ることになったけど、チームとしては良い仕事をしたと思う」とノリスは語った。
「予想していなかったから、嬉しい驚きだ」
1ラップペースでMCL38はライバルを圧倒した。しかしながらノリスは、レースは「全くの別物」であると強調した。
「前進したことは明らかだし、今日に関しては満足しているけどね。明日のスプリントでより多くのことが分かるはずだ」
2024年F1サンパウロGPのスプリント予選では、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が0.029秒差という僅差で僚友ランド・ノリスを下してポールポジションを獲得した。
スプリントは日本時間11月2日(土)23時から、公式予選は同27時から1時間に渡ってインテルラゴス・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。