Courtesy Of Alpine Racing
ピエール・ガスリー、F1会議不参加で召喚も”納得の釈明”でペナルティ回避
参加が義務付けられているオンライン上でのドライバーズ・ミーティングの冒頭を欠席したものの、F1サンパウロGPスチュワードはピエール・ガスリー(アルピーヌ)にペナルティを科さなかった。
F1では各週末に、F1レースディレクターのニールス・ヴィティヒが主催する会議が行われている。
会議ではFIAのオフィシャルやチームマネージャーと共に、コースの変更やペナルティの適用など、週末やレースに関する重要な事柄を議題として話し合いが行われる。
ミーティングの欠席は競技規定第20条1項違反に該当するが、ジョニー・ハーバートを含む4名の競技審判団がガスリー、あるいはアルピーヌを罰することはなかった。
アルピーヌのチーム代表者は聴聞会の中で、無線障害によりオンライン会議にログインすることができなかったと説明し、そのエラーメッセージをスチュワードに提出した。
スチュワードは「会議に参加しようとする真摯な試みがあった」と認め、これ以上の措置を取らないことを決定した。
2週間前のアメリカGPでは、ウィリアムズの二人のドライバーがソフトウェアの技術的な問題に見舞われ、ドライバーズ・ミーティングを欠席した。
この際にウィリアムズは、ソフトウェアのエラーメッセージをプリントアウトして、それをスチュワードに提出。お咎めなしの裁定を得た。
会議冒頭の内容を把握するため、ガスリーは初日金曜の夜にヴィティヒと個別に会うこととなった。