アルボンとコラピント、F1オンライン会議不参加も”スチュワード納得の釈明”で無罪放免
参加が義務付けられているオンライン上でのドライバーズ・ミーティングを欠席したものの、スチュワードはウィリアムズのアレックス・アルボンとフランコ・コラピントにペナルティを科さなかった。
F1では各週末に、F1レースディレクターのニールス・ヴィティヒが主催する会議が行われており、アメリカGPではFP1開始の3時間前、FP1終了1時間後、そしてスプリント予選終了1時間半後の3回に渡って予定されていた。
ミーティングではFIAのオフィシャルやチームマネージャーと共に、コースの変更やペナルティの適用など、週末やレースに関する重要な事柄を議題として話し合いが行われる。
ミーティングの欠席は競技規定第20条1項違反に該当する。デレク・ワーウィックを含む4名の競技審判団が「お咎めなし」の決定を下したのにはもちろん、理由がある。
金曜日の2回目のミーティングが始まった際、アルボンとコラピントはソフトウェアの技術的な問題に見舞われ、オンライン会議にログインすることができなかった。
そこで2人のドライバーは自身の携帯電話を使ってログインを試みた。1人は途中から会議に出席できたが、もう1人はまたもログインに失敗した。
ウィリアムズはソフトウェアのエラーメッセージをプリントアウトして、それをスチュワードに提出した。スチュワードは「会議に参加しようとする真摯な試みがあった」と認め、これ以上の措置を取らないことを決定した。
とは言え、ドライバーズ・ミーティングに出なかったことは情報共有の面で問題となる。
そこでアルボンとコラピントは、会議で話し合われた内容を把握するために、初日金曜の夜にヴィティヒと個別に会うこととなった。