
マルコ、フェルスタッペンの2026年レッドブルF1残留を確認
マックス・フェルスタッペンは、2026年シーズンもレッドブル・レーシングに残留する。ドイツのテレビ局『RTL』によると、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1第13戦ベルギーGP決勝の翌日、「マックス・フェルスタッペンは2026年にレッドブルで走る」と確約した。
ベルギーGP終了時点で、フェルスタッペンの契約に含まれていた解除条項は失効したと見られている。契約内容の詳細は非公開ながら、パドック内では「ハンガリーGP終了時点でドライバーズランキング4位以下であれば解除可能」とする条項が存在すると広く信じられていた。
フェルスタッペンは現在、4位のジョージ・ラッセル(メルセデス)に28ポイントの差のランキング3位につけている。仮に次戦ハンガリーGPでフェルスタッペンがリタイアし、ラッセルが優勝しても、その差は3ポイント残るため、ハンガロリンクでのレース終了時のランキング3位以内が確定している。
ただし、チーム代表がクリスチャン・ホーナーからローラン・メキーズに代わったことを機に、フェルスタッペンは残留の意思を固めていたとされ、そもそもこの条項を行使する考えはなかったとの見方も浮上している。
なお、フェルスタッペンは2028年までレッドブルとの長期契約を結んでいるため、チームが改めて2026年の残留を正式に発表することはないと見られる。したがって、マルコの今回の発言が事実上の公式見解と受け取って差し支えない。いずれにせよ、”少なくとも2026年シーズン”に向けた移籍を巡る憶測には、これで完全に終止符が打たれた格好だ。