角田裕毅Q2敗退―フェルスタッペン、逆転の4年連続ポール & 鈴鹿レコード更新 / F1日本GP 2025《予選》結果と詳報

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2025年FIA-F1世界選手権第3戦日本グランプリ予選が4月5日、三重県鈴鹿サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が1分26秒983のコースレコードを樹立。4年連続のポールポジションを獲得した。一方、チームメイトの角田裕毅はQ2敗退に終わり、15番手にとどまった。

全プラクティスでマクラーレンが最速を刻む中、予選Q3の1回目の計測では、本命の一角とされたオスカー・ピアストリが、フェルスタッペンに0.226秒差をつけ暫定ポールに立った。だが、4度のF1王者は最終ラップで見る者を震え上がらせるような驚異のパフォーマンスを披露。わずか0.012秒差でポールを獲得した。

ピアストリは最終アタックでセクター2・3の全体ベストを塗り替えたが、セクター1でタイムを落としたことが響き、チームメイトのランド・ノリスにフロントロウを奪われ、3番手に後退した。4番手にはフェラーリのシャルル・ルクレールが続いた。

マクラーレンの「最大のライバル」と目されていたメルセデス勢は、揃ってQ3には進んだものの、ポール争いの蚊帳の外に置かれ、ジョージ・ラッセルが5番手、アンドレア・キミ・アントネッリが6番手という結果だった。

レーシング・ブルズの新人アイザック・ハジャーは、FP3で抱えた「コックピット内の問題」に再び見舞われるも、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)を抑える堂々の7番手タイムを記録。さらに評価を高めた。

ウィリアムズのアレックス・アルボンが9番手に入り、ハースのオリバー・ベアマンは自身初のQ3進出を果たして10番手。チームメイトのエステバン・オコンがQ1で敗退する中、健闘を見せた。

注目の角田は、プラクティス全体を通じてフェルスタッペンに迫る走りを披露。Q1でもチームメイトに0.024秒差の8番手を刻み、ポテンシャルの高さを示した。だが、Q2ではトラフィックの影響でタイヤの準備が整わず、15番手でセッションを終えた。Q3進出を果たしたフェルスタッペンとの差は0.498秒と開いた。

予選Q1:ハジャー、コックピット問題に焦り

ハジャーは予選Q1で、先述の問題に苦しみながらも、13番手タイムを記録してQ2進出を果たした。1回目のアタック後にはノックアウト圏内に沈み、「自分でも何が起きているのかわからない。集中できない。かなりタイムを縮めなきゃならないのに、まともに走れない」と焦りをあらわにした。

チームは詳細を明かしていないが、シートベルトのフィッティングに問題がある可能性がある。何らかの物理的な要因によって集中が妨げられていた模様だ。

ハジャーから0.276秒遅れたチームメイトのリアム・ローソンは、15番手でギリギリのQ2進出。Q1は僅差の争いとなり、18番手で敗退したエステバン・オコン(ハース)との差はわずか0.142秒だった。

トップタイムをマークしたのはピアストリ。2番手には0.124秒差でラッセルが続いた。角田は、フェルスタッペンに0.024秒差の8番手でQ2進出を決めた。

ザウバー勢はニコ・ヒュルケンベルグが16番手、ガブリエル・ボルトレートが17番手とダブルQ1敗退に終わり、FP2でクラッシュを喫したジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)は19番手、ランス・ストロール(アストンマーチン)は最下位20番手に沈んだ。

予選Q2:芝火災、この日3度目の赤旗中断

セッション中盤、130Rイン側の芝生が再び発火し、FP3から続くこの日3度目の芝火災により赤旗が提示された。セッションは残り8分26秒で一時中断された。

角田はターン2でオーバーステアに見舞われ、セクター1で自己ベストを下回った。続くセクターでタイムを更新したものの、ラップ全体をまとめ切れず15番手でQ2敗退となった。3番手で通過したフェルスタッペンとの差は0.498秒に広がった。

レーシング・ブルズに降格となったローソンは、角田を0.094秒上回る走りを見せたが、ハジャーに0.131秒及ばず14番手でノックアウト。8番手ベアマンから14番手ローソンまでは0.195秒という僅差だった。

ウィリアムズ勢も明暗が分かれ、アルボンがQ3進出を果たした一方で、カルロス・サインツは12番手でQ2敗退を喫した。


決勝レースは日本時間4月6日(日)14時にフォーメーションラップが開始され、1周5,807mの鈴鹿サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2025年F1第3戦日本GP予選リザルト

Pos No Driver Team Q1 Q2 Q3 Laps
1 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダRBPT 1:27.943 1:27.502 1:26.983 17
2 4 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 1:27.845 1:27.146 1:26.995 15
3 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン・メルセデス 1:27.687 1:27.507 1:27.027 18
4 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:27.920 1:27.555 1:27.299 21
5 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:27.843 1:27.400 1:27.318 17
6 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1:27.968 1:27.639 1:27.555 18
7 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ・ホンダRBPT 1:28.278 1:27.775 1:27.569 18
8 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1:27.942 1:27.610 1:27.610 23
9 23 アレックス・アルボン ウィリアムズ・メルセデス 1:28.218 1:27.783 1:27.615 20
10 87 オリバー・ベアマン ハース・フェラーリ 1:28.228 1:27.711 1:27.867 21
11 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ・ルノー 1:28.186 1:27.822 12
12 55 カルロス・サインツ ウィリアムズ・メルセデス 1:28.209 1:27.836 15
13 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーチン・メルセデス 1:28.337 1:27.897 12
14 30 リアム・ローソン レーシングブルズ・ホンダRBPT 1:28.554 1:27.906 12
15 22 角田裕毅 レッドブル・ホンダRBPT 1:27.967 1:28.000 12
16 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー・フェラーリ 1:28.570 9
17 5 ガブリエル・ボルトレート ザウバー・フェラーリ 1:28.622 9
18 31 エステバン・オコン ハース・フェラーリ 1:28.696 9
19 7 ジャック・ドゥーハン アルピーヌ・ルノー 1:28.877 9
20 18 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 1:29.271 5

コンディション

天気晴れ
気温15℃
路面温度34℃

セッション概要

グランプリ名 F1日本GP
セッション種別 予選
セッション開始日時

サーキット

名称 鈴鹿サーキット
設立 1962年
全長 5807m
コーナー数 18
周回方向 時計回り

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