台風一過に恵まれた鈴鹿を走るレッドブル・ホンダRB15、2019年F1日本GP予選にてcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

レッドブル・ホンダ 3列目確保、ベッテルがレコード記録でPP / F1日本GP《予選》結果とダイジェスト

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台風19号の接近のために10月13日(日)へと延期された公式予選。風雨による鈴鹿サーキット施設及びトラックへの深刻なダメージはなく、2019年のF1日本GP予選は台風一過の晴天の中で行われた。

ポールポジションを獲得したのはスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。1分27秒064の鈴鹿コースレコードを記録し、今季2度目のポールポジションを獲得した。2番手はシャルル・ルクレール。チームメイトにはコンマ2秒届かなかったが、跳馬がフロントロウ独占を果たし、5戦連続でポールを獲得する結果となった。

3番手にはバルテリ・ボッタス、4番手にはルイス・ハミルトンが続き、メルセデスAMGの2台が2列目に並んだ。意欲的なアップグレードを持ち込んだものの、フェラーリの勢いを削ぐことは出来なかった。

母国レースのホンダエンジン勢は3列目に留まった。マックス・フェルスタッペンとアレックス・アルボンは共に1分27秒851をマーク。2人は、1000分の1秒単位まで全くの同タイムを刻んだ。トロロッソは、ダニール・クビアトが14番手とQ2敗退に終わったが、ピエール・ガスリーが殊勲9番手。3台がトップ10にクルマを並べた。

中団グループ最速はマクラーレン。カルロス・サインツが7番手、ランド・ノリスが8番手を獲得した。

決勝のスタートグリッドを決する争いは、午前10時に気温21.8℃、路面32.9℃のドライコンディションでスタートした。公式タイヤサプライヤーのピレリは、最も硬いレンジのC1からC3コンパウンドを投入。Q3進出者には別途、C3=ソフトタイヤが追加提供された。

予選Q1:2度の赤旗中断

全20台で争われた予選第一ラウンドのQ1では2台がクラッシュ。グリッド争いは、2度の赤旗中断を強いられる波乱のスタートとなった。

セッション開始直後、ウィリアムズのロバート・クビサが最終コーナー出口で左フロントを芝に乗せてしまい、そのままワイドに。曲がり切れずにウォールへと激突した。クルマは左フロントサスペンションを中心に大破。セッションは15分51秒を残して赤旗中断となった。

幸いにも本人に深刻な怪我はなく、自ら歩いてピットへと戻った。セッションは10分ほどの中断を経て再開されたが、今度はハースのケビン・マグヌッセンが同じく最終コーナーで挙動を乱し、360度スピンを喫してクラッシュ。再びレッドフラッグが振られた。

台風19号の影響で日曜午前の鈴鹿には強風が吹き荒れ、事故当時、最終コーナーには追い風が吹いていた。現行F1マシンは空力的に極めてセンシティブで、風に煽られダウンフォースを失った可能性もあり得る。マグヌッセンは前後ウイングを破損して、ピットへと戻るも、セッション内にコースに戻ることは出来ず、Q1敗退を喫した。

コンディションを手探りで確認しながらのセッションとなった結果、タイムシートは最後の最後まで大きく入れ替わった。クラッシュのためにノータイムに終わった2台の他に、ダニエル・リカルド(Renault)、セルジオ・ペレス(Racing Point)、ジョージ・ラッセル(Williams)が敗退を喫した。

ノックアウト

  • ダニエル・リカルド
  • セルジオ・ペレス
  • ジョージ・ラッセル
  • ケビン・マグヌッセン
  • ロバート・クビサ

予選Q2:ヒュルケンベルグがトラブルで脱落

残る15台のマシンが挑んだQ2では、全車ソフトタイヤでコースイン。決勝でのスタートを見据えて、ミディアムタイヤでタイム計測したマシンはいなかった。規約では、Q2突破タイムを記録したタイヤでレースをスタートする事が義務付けられている。

ルノーのニコ・ヒュルケンベルグはパワステとギアシフトを喪失。緊急ピットインを強いられ2セット目のアタックに出られず、15番手でノックアウトを喫した。ハイドロ系の問題とみられる。

フェルスタッペンはデプロイメントに問題を抱えた。クリスチャン・ホーナー代表曰く「0.5秒のロス」との事だが、無事に6番手で最終ラウンドへと駒を進めた。

クビアトはチームメイトに対して0.784秒遅れ、14番手でQ2敗退を喫した。キミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィのアルファロメオ勢もここまで。Q3進出に意欲を示していたレーシングポイントも姿を消した。

ノックアウト

  • アントニオ・ジョビナッツィ
  • ランス・ストロール
  • キミ・ライコネン
  • ダニール・クビアト
  • ニコ・ヒュルケンベルグ

予選Q3:

トップ10グリッドを決する予選最終ラウンドのQ3では、ベッテルが1回目のアタックでチームメイトにコンマ3秒以上の差をつけコースレコードを記録。全セクターでファステストを刻む圧倒的な速さを見せた。

1セット目を終えての並びはベッテル、ルクレール、ボッタス、ハミルトン。レッドブル・ホンダ勢はフェルスタッペンがコンマ7秒落ちで5番手、アルボンは6番手と、最前列争いから脱落した。

最終アタックの先陣を切ったのはルクレール。第一・第二セクターでファステストを更新したものの、後ろから迫るベッテルが自己ベストを更新。さらにコンマ1秒程タイムを削ってポールポジションを獲得した。レッドブルとメルセデスは大きくゲインする事叶わず、結果的に、1回目のアタックの並び順のままトップ6が確定した。

F1日本グランプリ決勝レースは、13日(日)14時10分にスタート。1周5807mの鈴鹿サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。

順位とタイム

Pos No Driver Team Q1 Q2 Q3 Laps
1 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:28.988 1:28.174 1:27.064 16
2 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:28.405 1:28.179 1:27.253 16
3 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:28.896 1:27.688 1:27.293 21
4 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:28.735 1:27.826 1:27.302 20
5 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:28.754 1:28.499 1:27.851 16
6 23 アレックス・アルボン レッドブル・ホンダ 1:29.351 1:28.156 1:27.851 19
7 55 カルロス・サインツ マクラーレン・ルノー 1:29.018 1:28.577 1:28.304 21
8 4 ランド・ノリス マクラーレン・ルノー 1:28.873 1:28.571 1:28.464 21
9 10 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ 1:29.411 1:28.779 1:28.836 21
10 8 ロマン・グロージャン ハース・フェラーリ 1:29.572 1:29.144 1:29.341 15
11 99 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ 1:29.604 1:29.254 15
12 18 ランス・ストロール レーシングポイント 1:29.594 1:29.345 12
13 7 キミ・ライコネン アルファロメオ 1:29.636 1:29.358 15
14 26 ダニール・クビアト トロロッソ・ホンダ 1:29.723 1:29.563 16
15 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1:29.619 1:30.112 13
16 3 ダニエル・リカルド ルノー 1:29.822 8
17 11 セルジオ・ペレス レーシングポイント 1:30.344 9
18 63 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ・メルセデス 1:30.364 10
NC 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ DNF 2
NC 88 ロバート・クビサ ウィリアムズ・メルセデス DNS 1

コンディション

天気
晴れ
気温
21.8℃
路面温度
32.9℃

セッション概要

グランプリ名
F1日本GP
セッション種別
予選
セッション開始日時

サーキット

名称
鈴鹿サーキット
設立
1962年
全長
5807m
コーナー数
18
周回方向
時計回り

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